ブリュッセルで開始されてから10年。メディアへの露出を望んでいるがプレスオフィスに依頼することのできないブランドのための｢ショールーム｣となることだ。

ル・ヴェスティエール・エフェメールを開催するアルバニーのホテルセイント・ジェイムズ

ショウルーム｢タンデム｣を運営するベルギーのプレスエージェンシー｢モード・エ・ウルバニズム｣はプレスと合同でこの短期間限定ショウルームを企画した。11月10日、｢プレスの日｣と名づけられたこの日に12のブランドが集まりアルバニーのホテルセイント・ジェイムズで｢ル・ヴェスティエール・エフェメール｣が開催される。

｢私たちが強く惹かれたブランドたちが直面している経済状況を考えなければいけません。｣イベントの発起人ジャック・ドゥ・ソワ氏は語る。タンデムが普段からコラボレートしている約50ものブランドから12のブランドをセレクトした。フィユ・ア・パパ、リンダ・ヴォングダラ、ヨハンヌ・リス、デルフィヌ・ジャヴォー、ケン・オカダ、ラウラ・ドゥらが第一コレクションに出展。パリにコネクションを持つブランドも中にはあるが、ショウルームを持つブランドはいない。

｢幸運なことにも今はインターネットがあるお陰でコレクションを容易に見せることができる。しかし、ジャーナリストたちに本当に良くシルエットを見てもらうにはプレゼンテーションの仕方を考えなければいけないんだ。｣ソワ氏は語る。彼はブランドに各ブランドのアイデンティティーを一番良く表現する作品を提出するように頼んだ。それらをパリに送り、雑誌のシューティングなどに選ばれなかった場合は何日か後に送り返されることになる。

次に11月18日にブリュッセルで同イベントの第2回目が開催される。来年3月にも同イベントが開催される予定だ。