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アシックス、2019年度は黒字転換 新型肺炎の影響で予想は営業減益に

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2020/02/19

 アシックス(Asics)が発表した2019年12月期決算は、為替レートの影響で売上高は2.2%減の3780億5000万円となったものの、当期純利益が15.3%増の70億9700万円と黒字に転換した。営業利益は1.1%増の106億3400万円だった。

Facebook: Asics


 連結売上高は前年の為替レートを適用すると1.6%と微増。アパレル・エクィップメントと欧州地域が低調だったため伸び悩んだ。一方で、「オニツカタイガー」ブランドは現地通貨ベースで全ての地域で増収となった。
 
 地域別に見ると、日本は売上高2.3%増の1209億5000万円を計上。海外販売子会社向けシューズが好調だったという。利益は、原価率を改善したことにより21.3%増の48億9500万円となった。

 また、不振が続いていた北米市場も4年ぶりの増収となり、現地通貨ベースで1.2%増を記録した。しかし、現行為替レートで換算した売上高は0.2%減で、789億5900万円となっている。パフォーマンスランニングとコアパフォーマンススポーツが好調だったという。損益に関しては、積極的なマーケティング投資が影響し59億6900万円の損失を計上している。
 
 一方で、欧州地域はパフォーマンスランニングとスポーツスタイルが低調で、現地通貨ベースで3.7%の減収、40.2%の減益となった。
 
 中華圏地域も為替の影響を受けており、現行為替レート換算の売上高は0.6%減の394億4800万円だったが、現地通貨ベースでは4.3%の増収となっている。パフォーマンスランニングおよび「オニツカタイガー」ブランドが好調に推移した。利益は9.3%減だった。
 
 その他、オセアニア、東南・南アジア、その他に含まれる南米地域で2ケタの増収があったという。
 
 現行年度については、パフォーマンスランニングカテゴリおよび「オニツカタイガー」によるけん引のほか、ECビジネスの成長加速などを見込んでいるものの、同時に新型肺炎の影響も考慮に入れるとしている。
 
 今年2月14日時点で武漢にあるシューズの生産委託工場が操業を停止しており、アパレルの自社工場稼働率が約6割にとどまるほか、中国の直営店は約140店舗のうちほぼ6割が休業するなど、同国における全販売チャネルでの販売リスクを見込む。また、日本でも中国からのインバウンド減少による販売リスクが予想されている。一方で、生産に関してはベトナム等への移行がほぼ調整済みだという。
 
 2020年通期の連結業績は、売上高が6%増の4000億円を見込むが、営業利益に関しては、上記の新型肺炎など不確定な要素を鑑みて15.4%減の90億円を予想する。

 

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