2017/08/29
アシックス、2020年に欧州100店舗目指す
2017/08/29
アシックス(Asics)がヨーロッパでの展開を加速させる。国際陸上競技連盟(IAAF)のオフィシャルパートナーでもある同社は、世界陸上競技選手権大会開催に合わせ、ロンドンのリージェントストリートにブランド最大の旗艦店をオープンしたばかりだ。「アシックスタイガー(Asics Tiger)」、「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」、「ホグロフス(Haglöfs)」と、傘下の全4ブランドを総合的に扱う初の店舗となった。

他にも、ベルリン、ミラノ、そしてパリなど、ここ数ヵ月でヨーロッパ主要都市に続々と店舗を開設しているアシックス。パリ中心のレアル(Les Halles)地区、「ナイキ(Nike)」跡地にオープンしたショップは3階建てで、フロア面積450平米を誇る。
現在、ヨーロッパに26店舗を展開しているが、2020年には直営店数100店舗を目指すという。ロンドンとパリには旗艦店の他にも、パフォーマンス重視のショップや、スポーツとライフスタイルをミックスしたストアコンセプト、そして「オニツカタイガー」ブランドなどを拡大していく意向だ。

首都だけでなく主要都市における直営店舗はもちろん、マルチブランドの小売店の販売経路も開拓する。パリには、初のショップインショップを開設する予定だ。
アシックスグループは中期経営計画「Asics Growth Plan (AGP) 2020」に基づき、2020年に売上高7500億円を標榜し、中でもコア戦略の一つとしてDTC(ダイレクト・ツー・コンシューマー)の強化を掲げている。
今月初めに発表された新たなブランドメッセージ、「I Move Me(ワタシを、動かせ。)」は、リージェントストリートの旗艦店のコンセプトにもなっている。
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