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アディダス、「Yeezy」失速もサッカーグッズ好調を見込む

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Reuters API
掲載日
today 2019/11/06
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 アディダス(Adidas)が2019年第3四半期(7-9月)の決算を発表した。カニエ・ウェスト(Kanye West)による「イージー(Yeezy)」のシューズが失速したことで成長の勢いは落ち着いたが、2020年欧州選手権に向けてサッカーグッズの需要が高まることを見込んでいる。


 アディダスの第3四半期連結売上高は6%増の64億1000万ユーロ(約7739億2700万円)で、アナリスト予想平均63億2000万ユーロ(約7630億6100万円)を上回った。しかし、フットウェアの売上は1%と微増にとどまっている。
 
 EC事業も前四半期の38%増から14%増と勢いが落ち着いた。ちなみに、「イージー」のシューズ売上は大半がオンラインでのものだ。
 
 「イージー」ブランドのプレミアム感を守るため、アディダスは今年に入って「イージー」商品の卸を抑制しているともカスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)CEOは説明している。

 昨年は30%以上上昇したアディダス株だが、1046GMT時点では2.9%下落した。

 近年ではカニエ・ウェストなどセレブリティとのコラボレーションを通して、アメリカ市場のシェアを競合相手のナイキ(Nike)から奪ってきたアディダス。しかし、中国やヨーロッパでの成長率はナイキが上回っている。
 
 ナイキの2019年6-8月の売上高は、為替の影響を除いて10%伸びた。特に中国では27%と大きな増収を記録しているが、北米は4%増と市場の予想を下回っている。
 
 一方のアディダスの第3四半期は、中国で11%増と前四半期の14%増から減速。北米はサプライチェーンの問題が解決したことで10%増と加速した。
 
 しかし、北米への輸送費が上昇したことで、営業利益は横ばいの8億9700万ユーロ(約1083億1000万円)にとどまった。
 
 CEOは第4四半期にサプライチェーンの問題が及ぼす影響は軽微だとしたうえで、歌手ビヨンセ(Beyonce)とのパートナーシップ契約による初の商品のローンチで売上が大きく伸びるだろうとの見方を示した。
 
 また、欧州選手権に関連したサッカーグッズや、中国の春節記念アイテム、ロンドン新旗艦店出店なども控えており、成長が期待できるという。
 
 「11月と12月の結果には自信を持っている」とローステッドCEO.
 
 2019年通期に関しては、継続事業からの利益が18億8000万~19億5000万ユーロ(約2270億800万~2354億5200万円)、為替の影響を除いた増収率は5~8%と、約6.5%程度を見込んでいる。
 
 
(2019年11月6日現在、1ユーロ=121円で換算)
 

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