インターテキスタイル、中国拠点を上海に：北京開催は中止へ

by

Bruno Joly

掲載日
2013/10/19

　複数の見本市を主催する独Messe Frankfurt（メッセフランクフルト）は、中国の北京と上海でテキスタイル見本市「Intertextile（インターテキスタイル）」を開催してきたが、今後は北京での開催を止め、上海のみで開催するという。

　「Première Vision（プルミエール・ヴィジョン）」も今年から北京での開催を中止しており、Messe Frankfurtもこれに続くかたちとなる。

　Messe Frankfurtは中国参入当初、北京で開催することによって中国北部からの来場者を増やすことができると考えていた。Olaf Schmidt（オラフ・シュミット）副社長は、「近年では飛行機の国内線をはじめとするインフラが整い、移動がしやすくなった。上海にはイベント開発の潜在性が高いが、北京の会場は手狭になってきていた」と説明する。また、上海が中国ファッションの中心地として注目されていることも理由だという。

　10月21日に開幕する「インターテキスタイル上海」では、過去最多の約3700企業が出展する。