エディ・スリマンにまつわる噂の数々　「シャネル」のメンズライン就任か、自身のブランド立ち上げか？

　「サンローラン（Saint Laurent）」を去ったエディ・スリマン（Hedi Slimane）。ファッション業界のスターとなった彼と同メゾンとの契約額は1500万ユーロ（約18億7600万円）にも及ぶはずだったと、とある関係筋は語る。
 
　エディ・スリマンの今後について囁かれる噂は様々だが、中でも「シャネル（Chanel）」のメンズに携わるのではないかという情報のほか、カタール王室の投資を受け自身のブランドを立ち上げる可能性も指摘されている。

　情報筋によると、エディ・スリマンは今後「シャネル（Chanel）」のメンズライン立ち上げに関わるという。既にメゾンとの仕事に着手している可能性もある。
 
　「エディ・スリマンはカール・ラガーフェルドの息子のようなものだ。『サンローラン』に就任する彼を引き留めるため、一時期『シャネル』は報酬を出そうとすらしていた」とメゾンに近しい関係者は語る。

　エディとカールの二人は、レディ・ガガ（Lady Gaga）主導の企画として、ファッション誌「Vマガジン（V magazine）」上で共演も果たしている。
 
　しかし、イエール国際モード＆写真フェスティバルに出席した業界人は懐疑的だった。「いきなりブランドを放り出してしまうような人物に、『シャネル』が投資するとは考えにくい」と話す人物も。確かに、「シャネル」はラガーフェルドと30年に渡って仕事を続けている。
 
　「エディ・スリマンを起用するなら、『シャネル』は全店舗を改装しなくてはいけない。そんなことをあのメゾンがするだろうか？」という指摘もあった。
 
　また、Hypebeastによる情報では、「ヴェレンティノ（Valentino）」を所有するカタールの投資グループ、マイフーラ（Mayhoola）とエディ・スリマンとの間に接触があったという話もある。自身のブランド立ち上げに向けた投資を持ち掛けたのでは、との憶測も飛び交う。



Jean-Paul Leroy (with Bruno Joly, Lucile Deprez et Dominique Muret)