2019/09/18
オンワードラグジュアリーグループ、新しいトップのもと自社ブランド強化
2019/09/18
オンワードラグジュアリーグループ(Onward Luxury Group)(以下、OLG)が、新しくトップに就いたファビオ・ドゥッチ(Fabio Ducci)のもと自社ブランドを強化している。フランコ・ペネ(Franco Penè)元会長が退任して以来、現在まで白石丈宏オンワードホールディングス執行役員欧州担当、欧州地区担当が同職を務めてきた。ドゥッチ氏は今年1月に就任した。

同氏は2015年からOLGのシューズ部門の責任者を務めてきたが、トップに就任後はアパレルも統括している。
ミラノでは今シーズンデビューしたばかりの初オリジナルブランド「フォワード(F_WD)」がポップアップストアを開設したが、オープニングに出席したファビオ・ドゥッチは「フランコ・ペネの仕事を継承したいと思っている。自社ブランドのポートフォリオを拡充することで、グループを真のインキュベーターにして才能を支援したい。『フォワード』 と『Carlotha Ray 』とオリジナルシューズブランドをローンチしたばかりだが、まだ進行中のプロジェクトも多数ある。特にもう一つ重要なシューズブランドを立ち上げる予定だ」と話してくれた。
昨年10月にはアクセル・ケラー(Axel Keller)が「ジル・サンダー(Jil Sander)」CEOに就任し、前任のアレッサンドラ・ベッターリ(Alessandra Bettari)はOLGのヴァイスプレジデントとなった。同時に「ジル・サンダー」の生産拠点は他のライセンスブランドと分離して独立。フィレンツェにある旧ジボ(Gibo)の敷地があてがわれた。残りのブランドのコレクションは、ベルガモにある工場が担っている。
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