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カナダグース、2020年度業績に新型ウイルスによる影響見込む

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Reuters
掲載日
2020/02/12

 カナダグース 社(Canada Goose Holdings Inc)は、2020年の業績について、中国における新型コロナウイルス感染拡大が影響を及ぼす見込みだと発表した。

Image :Canada Goose



  購買力の高い中国人消費者に訴求すべく、新店舗の開設やオンラインの強化などに力を入れてきたラグジュアリーブランドの多くが、今回のウイルス流行に打撃を受けている。
 
 「コーチ(Coach)」などを展開するタペストリー(Tapestry)やラルフローレン(Ralph Lauren)といった企業も中国国内の店舗を臨時休業するなどしており、売上が伸びる旧正月時期の予想を引き下げた。

 ダニ・レイス(Dani Reiss)CEOは、「中国でもその他の国でも、衛生・安全上の理由から、人々が自宅に閉じこもって買い物に出るのを避けている。中国における実店舗とTmall店舗への影響について精査しているところだ」とアナリストに向けて語った。
 
 カナダグースの売上の5分の1がアジアでのものであり、現在中国には3店舗を展開し、オンラインマーケットプレイス「Tmall(天猫)」にも出店している。
 
 また、ヨーロッパやアメリカへの渡航制限やフライトのキャンセルなども売上に打撃を与える可能性があるとCEO。
 
 新型ウイルスが流行する前の第3四半期のカナダグースの売上は、アジアでほぼ倍増と非常に好調だった。全体では売上高が13.2%増の4億5210万カナダドル(約374億7400万円)を計上し、市場の予想4億4818万カナダドル(約371億7300万円)を上回った。
 
 しかし、2020年度通期の業績に関しては、以前の20%という増収率を下方修正し、13.8%~15%の成長を見込む。 金額すると9億4500万~9億5500万カナダドル(約783億8000万~792億1000万円)で、RefinitivのIBESデータによるアナリスト予想10億3000万カナダドル(約854億3900万円)を下回った。
 
 「(影響は)あちこちに出ている。アパレルの店舗は世界中に広がり、特に中国での積極的な展開が目立つ」とCFRA ResearchのCamilla Yanushevskyアナリスト。
 
 カナダグースは通期利益について2.2%減~0.7%増を見込んでおり、以前の25%増という予想からは大幅に下方修正した形だ。
 

(2020年2月12日現在、1カナダドル=83円で換算)
 

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