キム・ジョーンズによる「ディオール」メンズ、東京で近未来のテーラードを披露

 キム・ジョーンズ(Kim Jones)は11月30日、東京で「ディオール(Dior)」メンズの2019年プレフォールコレクションを披露した。

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Dior Homme pre-fall - Fall-Winter2019 - Menswear - Tokyo - © PixelFormula

 テレコムセンターを会場に、空山基による巨大女性ロボットを囲むようにランウェイが配置。キーとなる桜のモチーフも散りばめられた。近未来を感じさせる装飾は、今年6月に披露したデビューショーと好対照をなしている。
 
 ゲストの顔ぶれも豪華で、窪塚洋介や水原希子など日本の芸能人はもちろん、デビッド・ベッカム(David Beckham)、ケイト・モス(Kate Moss)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、エイサップロッキー(ASAP Rocky)といった海外からのセレブリティが多数出席した。
 
 ショーはムッシュ・ディオール(Monsieur Dior)のシグネチャーであるペールグレーを使った単色のルックで幕を開けた。ハウンドトゥース柄のトレンチや、ボタン位置を左に少しずらしたタキシードなどは高度なテーラードの技術を感じさせる。メゾンの創業者も誇りに思うことだろう。
 
 オープニングを飾ったのは、フューチャリスティックなロゴの入ったテッキーなシルバーのニットで、フラットフロントパンツとシルバーブーツをスタイリング。他にも新しくなったロゴが登場し、メゾンのDNAで上手く遊ぶジョーンズのスキルが感じられる。

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Dior Homme pre-fall - Fall-Winter2019 - Menswear - Tokyo - © PixelFormula

  6月のデビューコレクションにも見られた袖切り替えのジャケットは、シャイニーなウールを用いたダブルボタンでアップデートしていた。手書き風のロゴを躍らせたクリーンなニットや、クラシックなマルチロゴプリントのボンバージャケット、バックパック、サドルバッグなども目を引いた。
 
 メタリックのヘルメットやハーネスなどのアイテムがアクセントになり、全体として洗練されたムードの中に荒々しさを混ぜ込んだクールなアティチュードを完成させていた。
 
 前日には伊勢丹メンズ館にポップアップストアを開設し、2019年春夏のカプセルコレクションを世界先行発売した「ディオール」。キム・ジョーンズは、「日本のことはよく知っていて、ユニークな文化や歴史、自然が興味深い。大好きな国だ。長年インスパイアされてきた」と語っていた。
 
 ジョーンズは「ルイ・ヴィトン」時代からファーを好んで用いてきたが、今回の「ディオール」でも、グリーンやダークグレーのアストラカンを使ったシャツやブルゾン、コートを打ち出している。
 
 アルミニウムの巨大な像をレーザーが照らす中、キム・ジョーンズは笑顔を浮かべて挨拶に姿を現した。開催国からのインスピレーションを適量取り入れて昇華したコレクションは安定していて、フレッシュなテーラードの魅力にあふれていた。

 

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