ギャップ、第3四半期の既存店売上が予想下回る 基幹ブランド不調

 ギャップ社(Gap Inc.)が発表した2018年第3四半期の既存店売上高は、基幹ブランド「ギャップ」の不調が継続したことで市場の予想を下回る結果となった。過剰在庫を削減し売上を立て直す必要性に直面している。

Gap Inc.

 競合する「H&M」やインディテックス(Inditex)の「ザラ(Zara)」に若い消費者が流れたことで苦戦する「ギャップ」ブランドは、この数四半期にわたって過剰な在庫を抱えている。その主な要因は、デザインの古さだ。
 
 在庫償却の目的で「ギャップ」は大幅な値下げ販売を繰り返してきたが、これが売上と利益率に重くのしかかっている。
 
 「ギャップ」ブランドの第3四半期既存店売上高は7%減で、Refinitivのアナリスト予想平均4%よりも大きく減少する形となった。
 
 「現行の予測に基づき、『ギャップ』ブランドは今後徐々に上向くと見ているが、本年度に関しては停滞が続く」とTeri List-Stoll最高財務責任者は発表前に述べていた。
 
 アート・ペック(Art Peck)CEOも、「ギャップ」店舗を閉鎖し、ブランドに新CEOを起用して梃入れを図ってきた。
 
 ペックCEOは電話会議で、「第4四半期の商品の動きは今のところ好調だ」と話した。
 
 しかし、リテールコンサルティング会社「A line Partners」の創設者Gabriella Santaniello氏はこう指摘する。「実際の変化には長い時間がかかるし、こらは彼らの失策でもある」。
 
 また、「オールドネイビー(Old Navy)」ブランドの既存店売上高は4%増となったが、これもアナリスト予想平均4.65%増には届かなかった。
 
 一方「バナナリパブリック(Banana Republic)」の既存店売上は2%増と、アナリスト予想平均0.72%増を上回った。
 
 グループ全体の既存店売上高は横ばいで、アナリスト予想の1.09%を下回る値に。一株当たり当期純利益は69セント。純収入は6.5%増の40億9000万ドル(約4621億5400万円)と、予想平均40億ドル(約4519億8000万円)をやや上回った。
 
 
(2018年11月21日現在、1米ドル=113円で換算)
 

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