ケリング系列の投資会社アルテミス、「クレージュ」を取得

 ラグジュアリーコングロマリット、ケリング(Kering)のオーナー一族が経営する投資会社アルテミス(Artemis)が、「クレージュ(Courrèges)」の全株式を取得した。昨年末には前株主とアルテミスの交渉は完了したという。アルテミスが当紙に事実関係を認めた。以前から、同社はブランドの株式40%を保有していた。

Courrèges

 「クレージュ」は1961年にアンドレ・クレージュ(André Courrèges)とその妻コクリーヌ(Coqueline)が立ち上げたブランドで、60~70年代に人気を博した。2011年には、実業家のジャック・バンジェール(Jacques Bungert)とフレデリック・トルロタン(Frédéric Torloting)が買収して再スタートを切っていた。
 
 フューチャリスティックなデザインとジオメトリックなシルエットが特徴の「クレージュ」は、2015年9月にパリのランウェイにカムバックを果たし、セバスチャン・メイヤー(Sébastien Meyer)とアルノー・ヴァイヤン(Arnaud Vaillant)によるコレクションも好評を博す。しかし、メゾンの名が知られていない外国では売上が振るわず、業績が伸び悩み再始動に躓くこととなった。
 
 人員削減やフランス・ポーにあったアトリエの閉鎖など、昨年から事業再編を行っており、今年2月には「アクネ・ストゥディオズ(Acne Studios)」出身のクリスティーナ・アウラース(Christine Ahlers)を新CEOに迎えて抜本的な改革に踏み出している。
 
 デザイン面でも、ドイツ人ジュエリーデザイナーの父とフランス人の母を持つヨランダ・ゾーベル(Yolanda Zobel)をアーティスティックディレクターに起用。ゾーベルは、間もなく開幕するパリ ファッションウィーク中の9月26日に2019年春夏コレクションを発表しデビューを果たす。
 
 

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