コーチがリル・ナズ・X出演のショートムービーを公開　葛藤を克服する姿描く

　「コーチ（COACH）」が、新ブランドアンバサダーに就任したシンガーのリル・ナズ・X（Lil Nas X）を主演に起用したショートムービーとキャンペーンヴィジュアル「Courage to Be Real」を公開した。同氏のアンバサダー就任後初のプロジェクトとなり、ペトラ・コリンズ（Petra Collins）が監督を担当した。

　コーチは、ファッションとラグジュアリーに新しい価値を提案するチャプター「Expressive Luxury」を先月発表。キャンペーンヴィジュアルのタイトルに掲げた「Courage to Be Real（リアルに生きる勇気）」はExpressive Luxuryを体現するブランドパーパスで、「自信を持ってありのままの自分を受け入れ、他の人々にも自分らしさを表現することを真摯に伝えていく」というメッセージが込められている。キャンペーンムービーはブランドパーパスを表現した第1弾プロジェクトとなる。

　キャンペーンムービーでは、リル・ナズ・Xの最新シングル「STAR WALKIN'」をフィーチャーし、同氏がアトランタ郊外で過ごした幼少期から現在に至るまで、不安や自信喪失、他人からの評価などの葛藤を克服し、ステージ上で本当の自分を表現する様子を描いている。監督を務めたコリンズは、今後自身のSNSで同ムービーのディレクターズカットを公開する予定だという。

　リル・ナズ・Xは、9月12日にコーチのグローバルアンバサダーに就任。ニューヨークで開催された同ブランドの2023年スプリングコレクションでは、モデルとしてランウェイに登場した。同氏は、今回のキャンペーンについて「僕がこれまでやってきたことは、ただひたすらドアを打ち破ることだった。このキャンペーンには、これまで僕が克服してきたすべてが詰まっている。それは、人生の新たな1ページを記すことであり、新しい経験、新しい自分へと歩み出すこと。僕が本当に大切にしている『オーセンティシティ（本物志向）』と『セルフエクスプレッション（自分らしさの表現）』がベースになっているんだ」とコメントしている。

■コーチ：公式サイト