サルヴァトーレ・フェラガモ、アジアの合弁会社4社を完全子会社化

by

Dominique Muret

掲載日
2016/12/21

　サルヴァトーレ・フェラガモ（Salvatore Ferragamo）が、韓国および東南アジア諸国での販売を担っていた利豊グループのトリニティ（Trinity Ltd）との合弁会社4社を完全に子会社化した。展開する単独店数は70店舗に上る。

　トリニティがTrinity Luxury Brands Holdings Ltd.と Ferrinch (L) Ltdを通じて保有していた株式20％をサルヴァトーレ・フェラガモが今回取得したが、買収額は公開されていない。

　今回の買収により、韓国、マレーシア、シンガポール、タイの現地合弁会社が完全にサルヴァトーレ・フェラガモの子会社となる。

　アジア・太平洋地域は、ここ数年で売上構成比が35.5%を占めるまでに成長し、サルヴァトーレ・フェラガモにとって主要な市場となった。同社の16年1-9月期の売上高は、前年同期比横ばいの3億6000万ユーロ（約441億5500万円）だった。
 

（2016年12月21日現在、1ユーロ＝123円で換算）