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2020/08/26
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シャネル社、イタリアの皮革工場を取得

掲載日
2020/08/26

 シャネル(Chanel)が、イタリアの皮革工場Conceria Gaiera Giovanniを買収する。昨年はやはりイタリアのプリント・型押しレザー業者Samanta社を取得したが、引き続きレザーのサプライチェーンを強化しているようだ。Conceria Gaiera Giovanniは、10年以上にわたりソフトレザーをシャネルに供給してきた。

Conceria Gaiera Giovanni - gaiera.it

 
 シャネル社は本紙に対し、同工場へ「アプローチを行った」ことを認めたが、取引額など詳細については伏せた。「今回の取引は、双方の利益が一致したことで実現したもの。Gaieraは長期的な発展を約束してくれる手堅いパートナーを求めており、シャネル社も、自社の事業およびラグジュアリー産業全体にとって重要な工房を継続させ、支援したいという思いがあった」と話している。

 Conceria Gaiera Giovanniは、ミラノから程近いロベッケット・コン・インドゥーノで1946年に創業した。山羊革、シープスキン、牛革などの加工を専門としており、90年代から多くのクチュールメゾンに素材を供給している。「シャネルの戦略に則り、同社は他の顧客との取引も継続していく」という。

 2018年には、倫理的基準を満たした調達が困難だとして、シャネルはエキゾチックレザーの使用廃止を発表した。以来、比較工場の買収を強化しており、2018年にはフランスのHaas、スペインのColomer Lether Group、昨年はイタリアのSamantaとフランスのDegermannを取得。それ以前にも、2013年から2016年にかけてフランス国内のシープスキン工場2社を買収している。今回の取引によって、レザーグッズ事業のサプライチェーンが強化されたことになる。

 また、シャネル社は先月、イタリア・ピエモンテ州にある製糸工房Vimar 1991を、グループの伝統工芸専門子会社パラフェクション(Paraffection)傘下に収めたばかりだ。

 

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