fashionsnap
2017/04/06
シャーロット・オリンピアがグローブ・トロッターと追求した「靴と旅の関係」
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2017/04/06
英シューズブランド「シャーロット オリンピア(Charlotte Olympia)」が4月5日、老舗トラベルケースメーカー「グローブ・トロッター(Globe-Trotter)」とのコラボレーションコレクションを発売した。松屋銀座で同日に行われたイベントに登場したデザイナーのシャーロット・オリンピア・デラルは、「現代のトラベラーとして欲しかった物が作れた」と自身も満足する靴ケースや着想源としての"旅"について話した。

シャーロット・オリンピアは、今回のコラボレーションにあたって「グローブ・トロッター」のアーカイブから同メーカーが過去に発表した靴ケースを研究。「昔はプラットフォームのような高いヒールの靴がなかったため、(過去のモデルは)靴を入れるパートがそれぞれ小さかった」といい、今回制作した「シューズケース」(49万円)ではプラットフォーム、フラット、ブーツなど様々な靴を収納できるよう各パートを大きめに調整。外側には「シャーロット オリンピア」の靴でもお馴染みのレオパード柄がプリントされ、ケース内には「靴はもちろん、下着やアクセサリーなど自由に入れて欲しい」という8つのポケットが配置された。1940〜1950年代から靴のデザインの着想を得ることが多いというシャーロットは、「今でこそ24時間あれば飛行機でどこへでも行けますが、1940〜1950年代における"旅"というのは気軽にできるものではありませんでした。いざ旅行をするとなったら、長い時間をかけてパッキングしたり。当時のノスタルジックな旅の雰囲気を取り入れつつ、旅行に必要なものが全て入る実用的なケースに仕上げました」とデザインのポイントを説明。ハネムーンでも東京や京都を訪れるほど大の日本好きだといい、「これまで日本には仕事やプライベートで5〜6回ほど来ています。モダンだけど西洋的ではないのが魅力的。日本の文化、人、食べ物が大好きです」と話した。
コラボレーションコレクションは、松屋銀座で今日販売開始した後、4月26日から「グローブ・トロッター」一部店舗で取り扱う。ケースと同時展開されるシューズコレクション「Wish You Were Here」には、ロシアのマトリョーシカ人形など異国の様々な場所から着想を得た刺繍が施され、国内では3型限定で展開される。
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