シュプリームとサムスンが異色コラボ?中国上陸?発表されたのは"偽ブランド"と判明し話題に

 サムスン電子の中国法人が12月10日(現地時間)に中国・北京で開催した「Galaxy A8s」の発表会で、「シュプリーム(Supreme)」とのコラボレーションを発表した。これについて米ニューヨークを拠点とするシュプリームが「協業の予定はない」と否定した事から、一連の展開が話題を集めている。

サムスン電子の中国法人のWeiboより

 韓国の複数媒体の報道によると、サムスン電子中国法人が協業するのは、本家の米シュプリームではなくイタリアを拠点とする「シュプリーム イタリア」。インターナショナル ブランド ファーム(International Brand Firm)社が展開するブランドで、本家の米シュプリームに似たロゴ商品などを展開しているため、偽ブランドと捉えられている。両者は以前から対立していたが、過去に本家がイタリアで申立てたフェイク品を巡る裁判ではシュプリーム イタリアが勝訴した事も。これは商標権の所有が国によって異なることが理由とされている。中国についても、本家の商標取得が完了していない可能性が高い。

 サムスン電子中国法人が10日に発表した異色のシュプリームコラボは、ウェブメディアなどの報道を通じて一気に情報が拡散した。インスタグラム上には「フェイクだ」という疑惑の声や、サムスンに対する批判が続出。それらの反響を受けてサムスン電子中国法人のデジタルマーケティングマネージャーのLeo Lauは、自身のWeibo(微博)を通じて「シュプリーム ニューヨークは中国での販売承認を得られていないが、シュプリーム イタリアは日本を除くアジア太平洋地域での販売権利を持っている」とコメントを投稿した。しかし後に投稿を取り下げている。

 その後ニューヨーク現地時間で11日12時頃、本家の米シュプリームがコラボレーションを否定する公式声明をインスタグラムのストーリーズに投稿。サムスン電子の発表会に登壇したシュプリーム イタリアのCEOは、来年中に中国に初上陸し直営店を出店するとともに、上海のメルセデス・ベンツ カルチャーセンターで初のランウェイショーを行う計画も明かしていたが、これらについても米シュプリームが否定した。発信した内容は「北京でフラッグシップショップをオープンする計画も、メルセデス・ベンツのランウェイショーに参加する予定もない。これらの主張は全て虚偽であり、偽造組織によって拡散されている」というもの。シュプリームは世界的な人気ブランドだけに、三者の動向にファンのみならず多くの関心が寄せられている。

 なお、ネットを中心に騒ぎが拡大している11日現在、韓国のサムスン本社からは本件について公式発表は出されていない。

 

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