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ジョルジオ・アルマーニ、財団設立で後継者問題に着手か

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Reuters
掲載日
2016/08/01

 デザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)が、自身の名前で財団を設立する意向を明らかにした。現役でビジネスに関わり続けている同氏が、グループの後継問題について少しでも言及したのはほとんど初めてのことだ。


 アルマーニ氏は声明の中で、財団は「アルマーニグループの財産を適切に運用し、時を経てもきちんとした信条に則って管理できるよう調える」としている。
 
 Exane BNP パリバのアナリスト、Luca Solca氏は、「アルマーニのビジネスを財団に集約するというのが次のシナリオではないか。ロレックス(Rolex)のような形になるだろう」と見る。

 ロレックスは、創業者にちなんだハンス・ウィルスドルフ(Hans Wilsdorf)財団によって運営されている。
 
 ジョルジオ・アルマーニ自身、会社の今後の経営方針については、「イノベーションと質」に軸を置き、「適切な投資と、慎重でバランスの取れた財務、債務依存は最小限に抑え、買収にも注意深いアプローチをする」ことが重要だと話した。
 
 声明でそれ以上の詳細は明らかにされていないが、「こうした体制をとることにより、不可能ではないにしろ、他のグループからの買収を遠ざけることはできるだろう。アルマーニは常にグループを独立させておきたいと言っている」とバーンスタインのアナリスト、Mario Ortelli氏。
 
 2014年にも、自身のファッション産業を守るため、財団の設立を考えていると話したアルマーニ氏。「後に続く人々に問題を押し付けたくない」と述べていた。
 
 アルマーニグループの15年連結売上高は26億5000万ユーロ(約3032億8100万円)で、イタリア内ではプラダグループに次ぐ数字となっている。
 

(2016年8月1日現在、1ユーロ=114円で換算)
 
 

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