スウォッチグループ、バーゼルワールドへの出展中止

 スウォッチグループ(Swatch Group)が、スイスのバーゼルで行われる高級時計見本市「バーゼルワールド(Baselworld)」への出展を今後取り止めると発表した。グループは、同展の将来性への懸念を理由としている。

Baselworld

 「現在のような形態の時計見本市には、あまり意味を見出せなくなってしまった」とスウォッチグループ側は説明。
 
 「今日では、全てがより透明になって加速し、同時性が求められている。新しいサイクルと形式を考える必要がある」としており、展示会が「よりダイナックでクリエイティビティに満ちたもの」に生まれ変わるべきだとも主張するが、「現在のところそういった要素は見受けられない」と結論付けた。
 
 スウォッチグループは「ティソ(Tissot)」、「ロンジン(Longines)」、「オメガ(Omega)」をはじめ、18のブランドを所有している。2019年以降は「バーゼルワールド」への出展を取り止めるという。
 
 毎年3月に行われる同見本市は、スイスの時計メーカーにとっては欠かせないイベントとして知られており、小売業者もかなりの額の発注をする。
 
 しかし、昨年は参加者の減少が目立った。高額な出展費用や、大きすぎる規模が災いしてバイヤーの目につきにくいといった不満も高まっていたが、実際、2018年の出展者数は前年と比べてほぼ半減している。
 
 「スウォッチグループが『バーゼルワールド』を離脱するというのは意外だ」と話すのは、Vontobelのアナリスト、Rene Weberだ。
 
 同氏は「スウォッチグループ無しでの見本市継続は難しいだろう」とも続けた。グループは同展最大の出展者でもあり、他にも「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」、「ブレゲ(Breguet)」、「ブランパン(Blancpain)」といったブランドを傘下に収めている。
 
 

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