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ティファニー、LVMHによる買収を株主が承認

掲載日
2020/02/05

 ティファニー(Tiffany & Co.)の株主は、LVMHが162億ドル(約1兆7800億円)で同社を買収することを承認した。

Instagram: @tiffanyandco


 昨年11月に発表された今回の取引では、LVMHが一株当たり135ドルでティファニー株を取得することで合意。ティファニー社の特別決議では「圧倒的多数で」承認されたという。
 
  「ティファニー取得完了への道のりにおいて、株主による承認は重要な一歩だ。ティファニー社は偉大な遺産を持ち、グローバルな高級ジュエリー市場で独自のポジションを築いている」とLVMHグループのベルナール・アルノー(Bernard Arnauld)CEO。「ティファニーは世界的に知られた愛のシンボルでもあり、我々のブランドポートフォリオに輝きを添えてくれるだろう」。

 LVMHは、「ブルガリ(Bulgari)」、「ショーメ(Chaumet)」、「タグ・ホイヤー(Tag Heuer)」、「ウブロ(Hublot)」といったジュエリー・ウォッチメゾンを所有している。ファインジュエリー需要が高まっている今、「ティファニー」取得はグループの存在感を強めることになるだろう。また、アメリカ市場でのポジションを堅固なものにすることも期待されている。
 
 一方のティファニー側も、近年の成長が鈍化していることから、LVMHの世界的なインフラやマーケティング力を活用したい考えだ。
 
 LVMHは昨年10月時点で一株当たり120ドルという価格を提案していたものの、その後130ドルへと引き上げた。その後135ドルで合意に至っている。
 
 先日LVMHグループが発表した2019年度業績は過去最高を更新し、売上高が537億ユーロ(約6兆4800億円)、利益が72億ユーロ(約8689億7300万円)となった。
 
 一方のティファニーは、2018年度に44億ドル(約4827億3100万円)の収益を計上しており、純利益は5億8600万ドル(約642億9100万円)だった。
 
 しかし、同社の売上は2019年始めから伸び悩んでおり、2-10月期には前年比で2%の減収に。本国アメリカでの鈍化が影響した。また、同期間の純利益は11%減の3億4000万ドル(約373億200万円)だった。
 
 一方で、2019年のホリデーシーズンに関しては、中国人による消費とアメリカでの需要回復に支えられ、1~3%増との明るい見通しを発表している。
 
 LVMHによるティファニー社の買収は、規制当局の審査および通常の取引完了条件により2020年半ばに完了する予定だ。
 
 
(2020年2月5日現在、1ユーロ=121円、1米ドル=110円)

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