2019/10/23
テラスモール松戸/目標年商270億円・来館1060万人、全177店開業
2019/10/23
住友商事と住商アーバン開発は10月25日、千葉県松戸市に大型商業施設「テラスモール松戸」をオープンする。23日、関係者向け内覧会を開催した。
2017年3月31日、施設の老朽化に伴い閉鎖した「松戸市公設地方卸売市場北部市場」跡地を再開発したもの。敷地面積は、東京ドーム約1.1個分と同規模の約4万9000m2、賃貸面積約4万2000m2、総店舗数177店で、松戸市を中心とした周辺エリア最大級の商業施設となる。
関東初出店3店、千葉県初出店22店、エリア初出店83店と、周辺エリアのニーズに対応した全177店を集積した。周辺エリア唯一となるシネマコンプレックスのほか、地域のサポート機能をもつ店舗、ファッション、飲食、サービスなど個性豊かな店舗がオープンする。
初年度目標年商は約270億円、来館者数は1060万人を計画する。大型の核店舗を各フロア両端に配置し、湾曲したモール通路でつないだ「多角型サーキットモール」形状のレイアウトを採用し、お客の回遊性を高めたのが特徴。
核店舗として、1階に「サミット」「無印良品」「ロフト」「東急スポーツオアシス松戸」を配置。2階に「H&M」「ユニクロ」「Tsutaya Bookstore/スターバックス」、3階に「アカチャンホンポ」「スポーツオーソリティ アーバンステージ/コーナーズ スポーツオーソリティ」「ノジマ」を配置した。
1次商圏は3km圏25万9021人、2次商圏は5km圏61万4810人、3次商圏は10km圏190万8233人。商圏内の所得水準は、700万円以上の世帯実数が多い優良なマーケットとなっているという。
これまで、松戸は広域商圏を対象とするリージョナル型ショッピングセンターの空白地域だった。そのため、柏や流山の大型商業施設へ消費が流入していた。幅広い世代・客層を狙ったマルチターゲット型商業施設のテラスモール松戸を開業することで、地域住民に利便性を提供する。
サービス面では、施設全館共通の「QRコード決済端末」を導入。楽天Pay、 Paypay、Line Pay、メルペイ、 d払い、 auPay、 WeChat Pay、 Alipay、 Origami、QuoカードPay、ゆうちょPay、複数種類のQRコード決済に対応する。
テラスモールは、住友商事グループとGICリアルエステートが共同で開発・運営するリージョナル型ショッピングセンターのブランド。2011年11月、神奈川県藤沢市に第1号となる「テラスモール湘南」を開業している。
テラスモール松戸は、テラスモールブランドの第2号となる。住商アーバン開発の高野稔彦社長は、「全国を見渡すと、大型商業施設のニーズはまだある。実際に、コンペにも参加している。機会があれば、テラスモールを今後も出店したい」と述べている。
■テラスモール松戸
所在地:千葉県松戸市八ケ崎2-8-1
敷地面積:約4万9000m2
賃貸面積:約4万2000m2
総店舗数:全177店
駐車場:約2000台
駐輪場:約1000台
建物規模:地上4階建て(一部5階建て)
定休日:不定期
営業時間:専門店街・フードコート「ケヤキッチン」10時~21時
レストラン街「けやきダイニング」11時~22時
サミットストア9時~23時
ユナイテッド・シネマ9時~24時30分
東急スポーツオアシス松戸 平日9時~23時、土日祝10時~20時
※一部店舗は営業時間が異なる場合がある
事業主:湘南辻堂インベストメント
事業者代表:住友商事
運営受託:住商アーバン開発
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