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トップショップのフィリップ・グリーン卿、犯罪捜査の対象になるおそれ ついに爵位もはく奪か

掲載日
today 2019/02/11
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 「トップショップ(Topshop)」などを展開する英アルカディア(Arcadia)グループのオーナー、フィリップ・グリーン(Philip Green)卿が、セクシャルハラスメントおよび人種差別的行動などの疑いで警察の捜査対象になり、ナイトの爵位もはく奪される可能性がある。

- Photo: Shutterstock


 デイリー・テレグラフ紙によると、英国労働党のピーター・カイル(Peter Kyle)議員が、グリーン卿に対する元社員らの訴えを操作するようロンドン警視庁長官に依頼したという。
 
 同氏は、セクシャルハラスメントや人種差別的嫌がらせを受けた被害者らに対し、秘密保持契約に署名させることで沈黙を守ることを強いたとして訴えられている。また、従業員に100万ポンド(約1億4200万円)以上の口止め料を払ったことも明らかになった。

 議員による長官への手紙には、女性社員の体を触ったり、黒人男性の従業員に対し「ジャングルで槍を投げている」といった発言をするなど、グリーン卿への訴えが細かく羅列されている。
 
 「犯罪捜査の対象になり得る行為がなされていたことは明らかだ」とカイル議員は述べており、事実関係が証明されれば性的暴行および人種差別にあたるとしている。
 
 「フィリップ・グリーン卿は、立場が下の者たちに対して、想像を絶する恐怖を与えるような恐ろしい行いをしたかどで訴えられている。特に女性や少数派コミュニティに属する人々が一番大きな被害にあっている」と議員。
 
 「法に従うならば、どこにも隠れる場所などないはずだ。地中海に所持している多数のヨットも、誤った用途の秘密契約書も例外ではない」。
 
 グリーン卿本人は、セクシャルハラスメントにも人種差別に関しても関与を否定した。
 
 一方で、労働党のイアン・レイヴリー(Ian Lavery)委員長はグリーン卿の爵位はく奪を検討するよう称号没収委員会に働きかけている。「もし訴えの内容が事実であれば、フィリップ・グリーンはナイトの称号をはく奪されるべきだ」というのがレイヴリー委員長の主張だ。
 
 「大衆は有名人に高い基準の行いを求めているが、合致しない人物もいる。称号のシステムには明らかに欠陥があり、然るべき人々から爵位をはく奪するよう首相が動く必要がある」。
 
 フィリップ・グリーン卿の爵位に関しては、2016年にもBHS破綻の件を受けて一度議論がなされていた。
 
 アルカディアグループの企業体質自体も物議を醸しており、女性の権利活動家たちからは、社内の苦情対応システムに関する調査を求める声も上がっている。
 
 

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