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ナイキが女性のスポーツ参加を促進、アジア人向けスポーツブラの開発や生理の悩みへのアプローチも

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fashionsnap
掲載日
today 2019/03/25
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 「ナイキ(Nike)」が、今年開催される「FIFA女子ワールドカップフランス 2019」を機に、プロダクトやサービスを通じて女性のスポーツ参加を掲げた施策を強化する。今月11日(パリ時間)には大規模なイベントを開催し、14ヶ国に提供するユニフォームをショー形式で披露。女性の社会進出が広がり、スポーツの世界でも男女格差の是正を図ろうとする動きが活発になる中、同社はどのようなイノベーションを起こそうとしているのか。同社のヴァイスプレジデントでウィメンズ部門のジェネラルマネージャーを務めているローズマリー・セントクレア氏に聞いた。

Image: Fashionsnap.com


 プロダクトでは、トレーニング時のメンタルに大きく影響するというスポーツブラに注力。アスリートからのフィードバックやデータを基に、フライニットをはじめとする12種類の素材を活用し、プロからライトユーザーまで様々な女性に合うブラの開発を進めている。2019年春夏シーズンは57スタイル、サイズは44Gに拡充。今後は肌の露出に抵抗があるアジア人向けのスポーツブラも登場する予定だ。
 
 女性ならではの、生理の悩みを軽減する施策にも取り組んでいる。トレーニング時のコンディションの変化に深く関係するため、セントクレア氏にとっても興味深い題材だという。アスリートからの意見を取り入れながら新しい素材やイノベーションによって専用プロダクトを制作する準備を進めている。

 ウィメンズの新作ではこのほか、「サカイ(Sacai)」「オフ-ホワイト C/O ヴァージル アブロー(Off-White C/O Virgil Abloh」「アンブッシュ(Ambush®)」「コーシェ(Koché)」「マリーン セル(Marine Serre)」「メイドミー(Made Me)」の6ブランドがワールドカップからインスピレーションを得て制作したカプセルコレクションを今夏発売予定。また、「Nike by You」をはじめとするパーソナルカスタマイゼーションとパーソナライゼーションも強化し、カスタマイズコーナーを設けた新コンセプトストア「House of Innovation」の日本展開を予定するなど、デザイナーコラボに限らずスポーツへのモチベーション向上につながるデザインアプローチを引き続き行っていく方針だ。

ローズマリー・セントクレア氏


 同社は、アメリカの男女教育機会の平等を定める法律「タイトル9」の制定を訴えるなど、同国で男女平等が大きく変化した1970年代から女性に対して意識を傾けてきた。その後20年間でスポーツの定義は大きく変化。メジャーな競技だけではなくヨガやフィットネスなどを含め、スポーツは自尊心や自信を得られる手段と考えられるようになり、一流アスリート以外の人々にとっても身近な存在になった。今年2月に開催された第91回アカデミー賞授賞式の中継番組で放映されたナイキのCMでは、性差という障壁を乗り越えようとする女性アスリートたちの姿を描き、世界中の女性から共感を呼んでいる。
 
 これらの流れを受けて、セントクレア氏は「今年開催されるサッカー女子W杯フランス大会は、女性のスポーツ熱を後押しする重要なターニングポイントになる」と断言。女性をターゲットにしたプロダクトやサービスをあらゆる側面から打ち出していくことでムーブメントをさらに盛り上げていきたいという。
 
 最終的なゴールは、誰もが障害なくスポーツができる環境を作ること。アプリを通じてワンオーワンで情報を発信していくとともに、睡眠や休日の過ごし方などウェルネスを全面的にサポートしていく構想も明かし、女性のスポーツ参加を全世界に広げていきたい考えを示した

 

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