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バルマン、新CEOにマッシモ・ピオンビーニが就任

掲載日
2017/04/04

 バルマン(Balmain)が、マッシモ・ピオンビーニ(Massimo Piombini)を新しいCEOに起用した。カタール王族の投資会社マイフーラ(Mayhoola)に買収された9ヵ月後のトップ交代となる。

MassimoPiombini - Archiv


 ピオンビーニ氏は、親会社を同じくするヴァレンティノ(Valentino)のワールドワイド営業ディレクターを務めており、既にバルマン・インターナショナルの取締役会にも名を連ねていた。この度ヴァレンティノを退き、辞任するエマヌエル・ディエモス(Emmanuel Diemoz)前CEOの後任に収まる。
 
 「バルマンがラグジュアリー業界の中でグローバルリーダーとして成長している今、チームの一員に加わることができ、非常に光栄に思っている」とピオンビーニ氏。「クリエイティブディレクターのオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)は、そのユニークな精神とシルエットで、メゾンにクリエーション面の活気を与えてくれた。しかし、様々な層のニーズや欲求に応えるために為すべきことはまだ残っている。彼と、そしてバルマンのチームと密に連携し、更なる飛躍に向けてブランドのヴィジョンを確立させていく手助けをしていきたい」。

 特にアクセサリーの分野では、ルスタンのデザインに高い評価が集まる一方でやや出遅れている感の否めないバルマンだが、ピオンビーニ氏の着任にそちらでの成長を期待する向きもある。

 「『バルマン』にとって、面白い選択だと思う」とルスタン。「マッシモの就任で、新しい冒険と挑戦への材料がすべて揃ったことになる。彼と仕事ができるのを楽しみにしているよ。もちろん、前任のエマヌエル・ディエモスCEOにどれだけお世話になったか、という感謝もチーム一同伝えたい」。
 
 ディエス氏は2000年にバルマンに入社。アラン・イヴラン(Alain Hivelin)前会長と密に連携して職務に当たり、近年のバルマンを成功に導いた。創業者のピエール・バルマン(Pierre Balmain)は1945年にメゾンを立ち上げ、歌手のジュリエット・グレコが結婚式で彼の黒いファーコートを着用したことでも知られる。82年に創業者が逝去した後、メゾンは長く低迷したものの、2006年にクリストフ・ドゥカルナン(Christophe Decarnin)がデザインを手掛け劇的な復活を果たした。そのドゥカルナンも2011年に退任し、後継にオリヴィエ・ルスタンが就く。
 
 現在の親会社であるマイフーラは、ラグジュアリーブランド買収に資金を惜しまないことで知られる。2012年には、ヴァレンティノ(Valentino)取得に7億ユーロ(約824億400万円)を支払ったが、これは同社のEBITDAの31.5倍、年間売上高の3.5倍に当たる。しかし、年間1億ユーロ(約117億7200万円)の投資を続けた結果、今やヴァレンティノは年10億ユーロ(約1177億2000万円)を超える売上高を達成している。立役者のステファノ・サッシ(Stefano Sassi)CEOは、ピオンビーニ氏の元上司にあたる。
 

(2017年4月4日現在、1ユーロ=118円で換算)
 

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