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バーバリー、第3四半期は堅調 引き続き中国市場にフォーカス

掲載日
2020/01/22
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 バーバリー(Burberry)の第3四半期(10-12月)は堅調な業績を記録し、成長計画が軌道に乗っていることを証明した。「引き続き消費者のブランドイメージを変革し、新しいクリエイティブビジョンと店舗とをすり合わせていく」という。

Burberry - Fall-Winter2019 - Womenswear - Londres - © PixelFormula


 第3四半期の小売事業の売上高は1%増の7億1900万ポンド(約1038億100万円)で、既存店売上高は3%伸びた。
 
 定価販売の売上がけん引したが、一方でセール向け商品の在庫減少や香港での落ち込みが一部影響している。

 アジア・太平洋地域では、香港の打撃もあり1ケタ台前半の増収にとどまったが、中国本土単体では二ケタ台半ばの伸びを記録した。
 
 また、EMEIA(ヨーロッパ、中東、インド、アフリカ)は1ケタ台前半の伸びで、主に大陸ヨーロッパの観光客消費が後押しした。米州は、アメリカで1ケタ台前半の伸びがあったものの、カナダで振るわず、ほぼ横ばいの結果に。
 
 カテゴリ別に見ると、アクセサリーは品揃えを拡充したレザーグッズがけん引し好調で、アパレルに関しては今後も伸びが続くと予想しているという。
 
 リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)による新しいコレクションの売上は、前年比で2ケタ台の成長を遂げており、「店頭に並ぶ新商品が増えるにつれ、小売・卸の双方で伸びを見せた」と同社。
 
 さらに、SNSのPV数も前年から倍増。ロンドンでのデジタル体験を導入したポップアップや、オンラインゲーム「B-Bounce」なども好評だった。
 
 既存店の改装と新店開設にも引き続き力を入れており、第3四半期中には東京の「バーバリー銀座」オープンをはじめ、世界60店舗近くで新しいクリエイティブビジョンを導入したリニューアルが行われた。また、戦略的でない小規模店16店舗に関しては、事前の発表通り店舗網整理の名目で閉鎖している。
 
 昨年12月には旧正月向けキャンペーンをローンチしたが、今年4月に上海でのランウェイショー開催を控えているほか、2021年前半には深セン市にテンセントとの協業による初のソーシャルストア開設を予定するなど、今後も中国人消費者への訴求を重点的に行っていく方針だ。
 
 2020年度通期予想に関しては、売上高を以前の「ほぼ横ばい」から上方修正し、1桁台前半の増収を見込む。 調整済み営業利益率は、香港の影響を加味したうえでほぼ横ばいとの予想。マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)CEOは、「マクロ経済の先行きが不透明な状況ではあるが、我が社の戦略と通期予想に対して自信を持っている」とコメントしている。
 
 
(2020年1月22日現在、1ポンド=144円で換算)
 

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