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掲載日
2015/10/06
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パリ合同展示会「トーキョーアイ 2016」、確かな手応え

掲載日
2015/10/06

 海外進出を目指す中小・新進のファッションブランドを支援するプロジェクト「トーキョーアイ(tokyoeye)」が、パリ・ファッションウィーク中の10月2日〜5日、合同企画展「トラノイ・ファム(TRANOI FEMME)」に出展した。
 
 「tokyoeye 2016」は特に、セレクトショップ「レクレルール(L'Eclaireur)」のオーナー兼「トラノイ(TRANOI)」のオーガナイザーのアルマン・アディダ(Armand HADIDA)氏をコーチに迎えたことも大きい。

「トラノイ ファム」会場


 参加したのは、「A DEGREE FAHRENHEIT(エーディグリーファーレンハイト)」「Chika Kisada(チカキサダ)」「DRESSEDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)」「IN-PROCESS(インプロセス)」「KICS DOCUMENT.(キクスドキュメント)」「KOI(コイ)」「MIDDLA(ミドラ)」「Motohiro Tanji(モトヒロタンジ)」「motonari ono(モトナリオノ)」「ROGGYKEI(ロギーケイ)」「SOMARTA(ソマルタ)」「uemulo munenoli(ウエムロムネノリ)」の12ブランド。
 
 「非常に手応えを感じている。特に、今期のtokyoeyeは展示会『トラノイ』の中でも目玉企画の一つとして注目を集めていて、数百人のバイヤーが訪れた」と運営側。中国からのバイヤーは大きく減少した印象だというが、アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカと、来場者の幅は広い。

 マーチャンダイジングを始め、展示する商品のセレクトにも、コーチングを受け持つアディダ氏が大きく関わっっている。直々にスタンドのデザインなども手掛け、商品のプレゼンテーション準備には数時間近くを費やしたという。各ブランド2ラック、という限られたスペースでの効果的な見せ方を指導した。「細かなものよりも、まずはブランドの世界観を一目でわかりやすく伝えること」という方針だ。

アルマン・アディダ氏


 海外初出展のブランドも多い中、アポイントメント以外でも、バイヤーが通りがかりに目にしたアイテムが商談に繋がる場面もあったという。誰もが足を止める「一目ぼれ」のアイテムがブランドごとに存在し、それが商談を呼び込む、という展示会ならではの効果があった。

 人間工学を取り入れたメンズのシャツから出発した「KICS DOCUMENT. 」は、今期初めてウィメンズをスタート。主にアメリカ西海岸からのバイヤーがつき、縫製や生地の質が評価された。また、「uemulo munenoli」は、シャツを再構築した凝ったシルエットのトップスやドレスが人気に。
 
  今シーズン、マリンをテーマにしながらも« 東京 »らしいスタイルにこだわった「MIDDLA」は、アジア、中東、アメリカなど5件の取引があったという。複雑な編地のニットが目を引く「Motohiro Tanji」は、アジアや、特に北欧からの反応が大きく、手で編み上げたニットドレスは代表的な訴求アイテムとなった。モードでシックなスタイルのカットソーを得意とする「ROGGYKEI」は、地元の繊維産業を用いたアバンギャルドなクリエーションが、中東やスイス、デンマークなどからの支持を集めた。

「トーキョーアイ 2016」スペース


 以前から日本のブランドに共通する課題点であった価格とサイズに関しても、様々な工夫により大きな前進が見られたという。比較的安価で手軽なアイテムと、本格的にブランドの世界観が反映された高価なアイテム、両方を取り揃えることで、新規取引の垣根を下げるといった対策をとったり、あるいは、発注に応じてXLサイズを生産する、といったフレキシブルな対応をするブランドもあった。
 
 ディテールへのこだわりと技術、そして高品質な素材など、「メイドインジャパン」の訴求力は、欧州を始めとした海外マーケットでの大きな強みとなっている。世界中からバイヤーが押し寄せる都市、パリでの出展によるプロモーションの効果は大きい。
 
 また、新進・若手デザイナーにとっては特に、合同展示会は非常に重要な意味を持っている。個別での海外進出には限界があり、やはり大きな支援プロジェクトの存在が不可欠だ。新規に参加したブランドも、次回の出展に意欲を示している。
 
 「安定した注文を掴むためには、最低でも3シーズンは必要。最初のシーズンは様子見、というバイヤーも多く、それから、二度、三度と、ブランドの世界観とクリエーションがしっかりしているかどうかを確かめる」と主催者。今回の手応えをいかに次へと繋げていくかが鍵になりそうだ。

 

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