パリ市長アンヌ・イダルゴ、「ファッションウィークに合わせてパリを活性化させていきたい」

 新たな新興都市は多数出て来れど、パリはやはりファッションの都であり続けている。7月7日、パリ市長のアンヌ・イダルゴは、ファッション産業を援助する意向を明らかにした。

Anne Hidalgo - AFP

 「ファッションはパリの魅力の中でも最たるものの一つ」と市長。しかし、公的機関とファッション産業との連携が取れていないのが現状だ。そのためにも、パリのファッションを活性化する本格的な事業が必要になってくる。抜本的な改革を行い、公私両機関の関係を密にするのが市長の意向だという。「クリエイティブな活動に対して市庁や公共施設を開放し、パリ・ファッションウィークの重要性を強化していきたい」と、アメリカのWWDに語った。
 
 この9月、ウィメンズのプレタポルテファッションウィークから、この改革は目に見える形で実施される予定だ。たとえば、前回3月にも使われた「La Mode Aime Paris」(「Fashion loves Paris」:ファッションはパリが好き、の意)というスローガンがエッフェル塔に掲げられるほか、最終日の10月6日には、パリ市庁舎のサロンにデザイナーやジャーナリスト、バイヤーなどを招いてレセプションパーティーを行う。
 
 さらに、ブティックやレストランなど至る所に広告を掲げ、パリ市民に働きかける計画もある。これは、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)が行ったニューヨークのモデルに倣ったものだという。「パリの街全体を、ファッションウィークのリズムに合わせて活性化させたい」と繰り返した。
 
 また、ファッションウィーク中、VIP招待客らの空港到着に際したレセプションの向上なども考えられている。
 
 この事業に掛かる費用は6000万ユーロだが、この大半はデザイン学校の援助や、ファッション美術館として名高いガリエラ宮の改装などに充てられる。ファッションウィークによる直接的な影響を分析するため、リサーチも行われるという。
 
 しかし、市長はネガティブな要素については口を閉ざした。先日のメンズファッションウィーク中には、米「ユーバー(Uber)」の進出に抗議して、地元タクシーの大規模なストがあったばかりだ。
 

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