×
313
求人
SHISEIDO
Assistant Brand Manager, Product Innovation Group, Elixir Global Brand Unit
正社員 · Tokyo
SHISEIDO
Manager, Global Trend Group, Consumer & Market Intelligence Dept
正社員 · Tokyo
TAPESTRY
Digital CRM Manager
正社員 · Tokyo
YOHJI YAMAMOTO INC.
Ecサイト運営
正社員 · 東京都
ZOZOTOWN
新規事業スタッフ(Zozomat、Zozoglassなどの計測事業担当)※未経験可能/英語力を活かせる!
正社員 · 千葉県
ZOZOTOWN
Zozotown Seoスペシャリスト
正社員 · 千葉県
ZOZOTOWN
データアナリスト・データサイエンティスト (計測事業本部配属)
正社員 · 千葉県
ZOZOTOWN
データアナリスト・データサイエンティスト (Used事業部配属)
正社員 · 千葉県
ZOZOTOWN
アライアンス営業スタッフ
正社員 · 千葉県
SHISEIDO
Treasury Specialist, Financial Accounting Dept
正社員 · Tokyo
無印良品
株式会社Muji House(住空間事業を担うグループ企業)
正社員 · 東京都
無印良品
流通推進部 配送課 パートナー募集
正社員 · 埼玉県
無印良品
カムバック採用(本社員)
正社員 · 東京都
無印良品
プロフェッショナル人材(販売・サービスを担う部署)
正社員 · 東京都
無印良品
プロフェッショナル人材(店舗をサポートする部署)
正社員 · 東京都
無印良品
プロフェッショナル人材(会社の管理を行う部署)
正社員 · 東京都
無印良品
Itサービス部(Dx推進:It戦略の企画・推進など)
正社員 · 東京都
SHISEIDO
Staff / Manager, Legal Group / Governance Group
正社員 · Tokyo
COTY
Consumer Beauty Brand Manager
正社員 · Tokyo
UKA
レセプショニスト
正社員 · 東京都
ISSEY MIYAKE
販売促進
正社員 · 東京都
ISSEY MIYAKE
国内営業
正社員 · 東京都
掲載日
2018/07/05
シェアする
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
印刷
テキストサイズ
aA+ aA-

パリ クチュール:「フェンディ クチュール」の詩的なオルフィスム 

掲載日
2018/07/05

 カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)が「フェンディ(Fendi)」のオートクチュールで見せたのは、素晴らしい技とメゾンのDNAへのオマージュが光る、夢のようなスペクタクルだった。

Fendi - Fall-Winter2018 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula


  世界でも指折りのファーブランドとして名を馳せる「フェンディ」に新しい価値観を持ち込み、クチュールにポエジーをもたらした。
 
 「信じられないかもしれないが、コレクションの80%がファーを使わずに仕立ててある」とカール・ラガーフェルドはバックステージで語った。

 今回は、フランスで起きた芸術運動、オルフィスムにインスパイアされたという。幾何学模様と強い色彩特徴だが、コレクションの中でも、多くのコートに取り入れられていた円のモチーフが印象的だった。
 
 「これにはシアリングを使っているわね」と補足するシルヴィア・フェンディが示したのは、フランティシェク・クプカの"円環"を思わせるモチーフが躍ったハニーカラーのコートだ。一見すると素材はミンクのようにも思われるが、実際には彼女の言う通りシアリングで仕立てられている。
 
 ロベール・ドローネー風のマルチカラーコートはシアリングではなくオーガンジーでできていたし、ブラックのブロードショルダーコートにも、何とアストラカンではなくベルベットを用いた。また、抽象柄のボレロと合わせたフリンジラップスカートは、ソニア・ドローネーの絵画から抜け出してきたかのような風情だったが、これもレザーではなくオーガンジーだ。
 
 「フェンディ フリュール(Fendi Fourrure)(Fourrure:フランス語で毛皮の意)」から「フェンディ クチュール」へ名前を改めたが、この名称は極めて正確なように思われる。
 
 足元には、メンフィスとキュビズムが合わさったようなカラフルでジオメトリックなシューズを合わせていた。ヒールはアクリルやメープル、ホーンと様々だ。
 
 クチュールのテクニックはもちろんだが、洗練された色使いとパンチの効いた柔らかさだ。大胆な技術か、逆に退屈な紋切り型か、両極端な今シーズンにおいて、安心して見られる貴重なショーとなった。


Fendi - Fall-Winter2018 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula


 「フェンディ」のセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)新CEOも満足した様子だ。また、前任のマイケル・バーク(Michael Burke)やピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)もバックステージで賛辞を送っていた。
 
 親会社LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長も、「本当に素晴らしい」と絶賛している。
 
 最近では、LVMH、ケリング(Kering)、リシュモン(Richemont)といったラグジュアリー―コングロマリットが続々と小さなブランドを清算している、と報じたニューヨークタイムズ紙の記事も話題となったが、その件について問われると、「そんなに売却してはいないよ。いいかい、良いブランドというのは良い絵画のようなものだ。しっかり捕まえておかなくちゃならない!」と会長は一蹴した。
 
 

不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com