パリ クチュール:「メゾン マルジェラ アーティザナル」、スタイリッシュなノマディックカッティング

 ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が「メゾン マルジェラ アーティザナル(Maison Margiela Artisanal)」で見せた最新のランウェイは、音楽や照明も含め、やはり最近の彼らしく内省的なものとなった。

Maison Margiela Artisanal - Haute Couture - Paris - Photo: FashionNetwork.com

  会場となったブランド本社の長く白い壁には裸の人間のイメージを並べたビデオが映し出され、開始前にはジャック・ブレルの「行かないで」やバルバラの「黒い鷲」が流れる。どこか暗いムードの中でショーが始まり、脱構築的なダンディスタイルが披露された。
 
 メンズ・ウィメンズ双方のルックが登場したが、メンズではガーターストラップで仕上げたチュニックタキシードや、カレッジセーターをサスペンダーとパテントのレザーブーツに合わせたスタイリング、そしてカットワークを施したクレープ地のショールカラーブレザーんどが目についた。

Maison Margiela Artisanal - Haute Couture - Paris - Photo: FashionNetwork.com
 
 ウィメンズのルックは、カーキのコートをオフショルダーのドレス状にしたものや、フェティッシュなビスチェを花のようにカットしたものが、そしてアブストラクトなプリントのドレスには、モデルの腕に同様のペイントを描いた。
 
 ステンシルのカットワークがコレクションの核となっていて、メンズのトレンチやウィメンズのジャケット、ダスターコートにも施されている。
 
 ガリアーノはいつも通りフィナーレにも姿を現さなかった。
 
 「ノマディックなカッティングの多様な面を追求した」と説明されているが、「マルジェラ」のガリアーノは、まさにファッションの上澄みを精製したような存在だ。

 

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