パリ ファッションウィーク：「ケンゾー」はローリン・ヒルと"ファッションハプニング"

by

Godfrey Deeny

掲載日
2017/03/02

 　キャロル・リム（Carol Lim）とウンベルト・レオン（Humberto Leon）のデュオがパリの「ケンゾー（Kenzo）」本社で披露したのは、まさに"ファッションハプニング"といえるショーだった。

　70年代に「ケンゾー」の広告キャンペーンを撮影したスイス人フォトグラファー、ハンス・フューラー（Hans Feurer）からの影響を強く反映したショーに仕上がった。

　1月のパリ メンズで既にメンズ・ウィメンズ混合のショーを披露していた「ケンゾー」は今回、フューラーの代表作品から着想を得たミニカプセルコレクション、「Kenzo La Collection Memento No 1.」を発表。

　キャロル・リム自身もブライトカラーのプリントコットンドレスを纏って登場した。今回もメンズ・ウィメンズ混合のコンセプトを引き継いで、アイコニックなメッセージスウェットシャツを纏った男性モデルの姿も。「Kenzo Paris」のロゴ入りラッフルトップは、特にヒットしそうなアイテムの一つだ。足元にはプラットフォームブーツ、そして大振りのトートも印象的だった。ローリン・ヒルのステージが始まると、会場は熱気に沸いた。