パリ ファッションウィーク:「ドリス・ヴァン・ノッテン」100回目のショー、過去の集大成を見せる

 「ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)」がパリで発表した100回目のランウェイショーでは、往年のスーパーモデルが「ドリス・ヴァン・ノッテン」の過去の名作テキスタイルを纏って登場した。

© PixelFormula

 今日、ファッションブランドがラグジュアリーコングロマリットや投資ファンドの後ろ盾なしでやっていくのは非常に厳しいのが現状だが、「ドリス・ヴァン・ノッテン」は独立を保ち続けてきた。そして節目を迎えるたび、素晴らしいイベントを用意している。2004年、50回目のショーを行った折には、300人のエディターやバイヤーを招いたディナーパーティーを開き、各人に専属のウェイターをつけ、テーブルの間をモデルが歩くという趣向だった。そして今回迎えた100回目のショーでは、ナジャ・アウアマン(Nadja Auermann)、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff)、ミッチェル・ヒックス(Michelle Hicks)、リヤ・ケベデ(Liya Kebede)、アレック・ウェック(Alek Wek)、エリン・オコナー(Erin O’Connor)といった往年のスーパーモデル達が世界中から集った。

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  オレンジのマニッシュなスーツで登場したアンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)は、「ドリス・ヴァン・ノッテン」らしいオーバーサイズのシルエットに身を包んだ。今シーズンは、エスニックイメージ、メンズテイラード、スポーツウェアをミックスした折衷スタイル、ボリューム、そして自身のプリントのアーカイブをふんだんに用いたコレクションを披露したドリス。
 
 キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)は、14年のショーから復刻したフローラルプリントのシャツドレスを纏っていた。ヴィヴィッドカラーのジオメトリックなエンブロイダリーやプリントを施した客席には、ドリスが気に入っているプリントを集めたブックレットが置かれた。
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 ヴァレッタはバックステージで、「ドリスの記念すべき100回目のショーに出られて光栄だわ。皆そうでしょ?」と興奮した様子で語った。
 
 ドリス・ヴァン・ノッテンは決して雑誌の広告枠を買うことはない。そもそも広告キャンペーンも行わない主義だ。フレグランスのライセンス契約もしない。しかし、素晴らしいファッションとランウェイを作り続けている。スタンディングオベーションとなった今回のショーだが、喝采に値するものだった。
 
 

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