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2017/06/22
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パリ ファッションウィーク:脱スーツ?「ヴァレンティノ」のレトロカジュアルなニュールック

掲載日
2017/06/22

 メンズファッションにニュールックが生まれつつある。80年代風のレトロカジュアルなストリートテイストにテーラーリングのコードを持ち込んだスタイルを、率先して提案しているのが「ヴァレンティノ(Valentino)」だ。

Valentino


 「ヴァレンティノ」の18年春夏コレクションに、スーツは一着も登場していない。キーとなるアイテムはノーティカルパーカで、布やパッチ、斜めに配置したポケット、ベルクロスリーブなどのディテールが。
 
 他にも、エンブロイダリーでアップデートされたトラックスーツもマストハブアイテムになるだろう。足元には、ウールとナイロン、ラバーをミックスしたポップなカラーのスニーカーを合わせた。

 「80年代からロゴは知っているし、だから僕はあまりロゴは好きじゃない。でも、新しいアートディレクターが、それを何か新鮮なものにしてくれたから、今は好きだね」とデザイナーのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)。
 
 今シーズンはアイロニックなロゴがあちこちで見られる。「ヴァレンティノ」の場合は、「VLTN」と4文字のアルファベットに短縮。Tシャツ、トップス、そしてダブルカラーのホワイトシャツにもあしらわれていた。
 
 そして特に目を引いたのはウールのオーバーコートで、レトロなテニスコートの境界線のようなペイントで仕上げたものだ。
 
 ショーはパリ16区にある19世紀の実業家、カルースト・グルベンキアンの邸宅だった建物で行われた。

「ヴァレンティノ」は昨年、年間売上高10億ユーロ(約1241億円)を突破したが、今年の上期にも2ケタ台で伸びつつあるとステファノ・サッシ(Stefano Sassi)CEOは話す。「それに、まだ160店舗しか展開していない。オーガニックグロースにはさらに伸びしろがある」。
 
 東京の「ギンザシックス(Ginza Six)」に700平米の店舗をオープンさせたばかりの「ヴァレンティノ」は他にもマルチブランド店への卸やアジアの百貨店にも注力している。

 
(2017年6月22日現在、1ユーロ=124円で換算)
 

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