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パリ メンズ:「オフ-ホワイト」のショーにヴァージル・アブローが登場

掲載日
2020/01/15

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が、パリで行われた「オフ-ホワイト(Off-White)」のランウェイショーに姿を見せた。

Off-White - Fall/ Winter 2020 - Paris


  アメリカで静養中ということもあり、9月のウィメンズショーはデザイナー不在で開催されていた。パリへの復帰となる今回のランウェイは、ルーブル美術館に隣接するカルーゼル・デュ・ルーヴルで行われた。
 
 インビテーションには 「TORNADO WARNING」の文言とともに、少女が骸骨から逃れようともがく絵画があしらわれている。周囲にはミネラルウォーターのボトルや薬の箱といった小道具が躍る。

 前回のパリ欠席は過密なスケジュールによる疲労が原因だと考えられていたが、今回のミラノで業界人たちが噂しているのはまた別の理由だ。「オフ-ホワイト」を運営するニューガーズグループ(New Guards Group)をファーフェッチ(Farfetch)が6億7500万ドル(約 円)で取得したが、ブランドは経済的にその恩恵を何一つ受けていないという。それに落胆したのだという意見もまことしやかに囁かれている。
 
 アブロー本人は買収の件についてまだコメントを発表していないが、今日のショーでも何も話さなかった。
 
 それはともかく、ショー自体の出来は素晴らしいもので、タップダンサーのパフォーマンスで幕を開けた。
 
 レッドのダブルスーツやファンキーなトップまで、まるでチーズのような穴のカットアウトが施されたアイテムが目につく。
 
 オープニングのルックにあったポンチョはブランケットステッチで仕上げ、ジャケットのカフにはタグをあしらい、アブローらしいクールな要素がプラスされている。また、ロングブレザーやミニマルなベルテッドトラッパージャケットなど、テーラーとしても大きく成長したことも窺えた。
 
 シャンパーニュのボトルやスパナ―をフィーチャーしたポップなプリントや、ギャザーを寄せたシャツも目につく。
 
 最後に姿を現したヴァージル・アブローは、フォトグラファーのコーナーまでたどり着くとサングラスを外したが、手を振っている様子はなかった。
 
 バックステージには人が詰めかけ、「プレスは一切受け付けていません!」と叫ぶスタッフや、ファンを抑え込むセキュリティが奮闘していた。
 
 「僕の頭には自分だけのスペースがあるけれど、それは過去に見たことのある多くの作品を蓄積したものだ。自分の世代に訴えかけるようなものを作ろうとしてきたし、それが上手く昇華されていると感じる」とアブローは話した。
 
 

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