×
562
求人
keyboard_arrow_left
keyboard_arrow_right

パリ メンズ:「ジバンシィ」、90年代イギリスとパリシックの出会い

掲載日
today 2019/01/16
シェアする
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
印刷
テキストサイズ
aA+ aA-

 「ジバンシィ(Givenchy)」の2019-20年春夏メンズコレクションは、ブランド本社でひそやかに発表された。クリエイティブディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が選んだのはパーソナルなプレゼンテーションで、20ルックほどの小さなコレクションを十数名のエディターに披露してくれた。


 メンズのワードローブとして完成されていながら、フェミニンな要素も多大に感じさせる。ワイト・ケラーが90年代前半にクラブで過ごした日々と、パリきっての老舗メゾンで腕を振るう現在とが交錯した。
 
 シャープなカッティングのスーツには裾が少しフレアした長いパンツを合わせ、ウィメンズクチュールからの影響も取り入れている。曲線的なシルエットはボリュームのあるパーカやパッファージャケットに昇華された。また、シャイニーなイブニング用のファブリック使いも見られ、光沢のあるコバルトのレザートレンチは見事だった。パープルのルダンゴトには、コンセプチュアルなパッファーウェストコートを重ねた。


 「ここにいて心地良いのは、パリにあるフランスのメゾンに根ざしていると感じられること。パリのクチュールを信じているから、ウィメンズとメンズを一緒にしたの。メゾンの根幹は、とてもパリらしいルーツにあると改めて感じたわ」とワイト・ケラー。

 シャープで構築的なシルエットは、スーツやタキシードにも見られる。カマーバンド風のディテールをスウェットと合わせたものや、スタッズをあしらったロックなターコイズのスーツ、巨大なボタンのオーバーサイズコート、そして詩的なホワイトのシルクシャツも目を引いた。フェミニンであるながらタフなメンズウェアに仕上がっている。
 
 「テーラードの力を信じているの。90年代初頭に古いテーラードアイテムに出会ったときのことを思い出したわ。そこから、ウィメンズでやっていることをメンズに取り入れようと考えた。異なった要素を組み合わせて印象深いものを作ろうとね。それも、とてもハイレベルなものにしたかった。ちょっと気取っているように見えるけど、そんなことないのよ!」とワイト・ケラーは笑った。

 

不許複製・禁無断転載
© 2019 FashionNetwork.com

こちらもどうぞ