ファッションアプリ「iQON（アイコン）」を運営するVasilyが4月30日、スマートフォンに特化したデジタルファッションマガジン「iQONmagazine（アイコン マガジン）」を公開した。エディトリアルプロデューサーとして、元「ELLEgirl」編集長の澄川恭子を起用。「iQON」内の有料コンテンツとしてAndroid版からスタートする。

　「iQON」は、80万件以上のコーディネートや300万件以上のファッションアイテムが投稿されているファッションコーディネートアプリ。Zozotownをはじめ60社以上のECサイトと提携しており、商品画像を自由に組み合わせたコーディネートが1日あたり2,000件以上公開されている。アプリ内のコンテンツとしてスタートする「iQONmagazine」は月1回の配信で、夏頃から週刊化を予定。20代中盤～20代後半のファッション・ビューティに興味のある女性に向け、プロ目線の切り口でファッションをメインにコスメやカルチャーなど、1号につき約10コンテンツを展開する。撮り下ろしのモデルカットによる着回しの提案をはじめ、人気アイテムや海外のストリートスナップなどを通じてファッションの最新トレンドを発信。掲載された商品は全てECサイトや販売店舗情報などと連動しており、ユーザーは気になる商品をすぐに購入することができる。iQONの会員登録は無料だが、「iQONmagazine」の閲覧は月額300円（税込）。

　エディトリアルプロデューサー澄川恭子は、大学を卒業後に婦人画報社（現ハースト婦人画報社）に入社。雑誌「ヴァンテーヌ」（現在休刊）でファッションエディターを務め、その後「Elle Japon」に異動し「ELLEgirl」編集長代理を経て2009年に「ELLEgirl」編集長に就任し7年間務めた。2014年2月15日にハースト婦人画報社を退社し、3月1日付けでVasilyに入社。「iQONmagazine」について「着たイメージが伝わるコンテンツやた買いどきを逃さないファッションECサイトとの連携、動画など、今までにないより豊かなファッション＆ビューティを中心とした内容にしていく」とコメントしており、スマホ中心の世代に向けた「スマホで手軽に読むマガジン」を提供していくという。