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ファッション業界、サステナブルなソーシングが戦略の鍵に – マッキンゼー

掲載日
today 2019/10/24
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 環境に配慮したアパレル商品は毎年5倍の速度で増えているが、それでもマーケットのシェアはまだまだ低い。2019年第1四半期に発売された商品で「サステナブル」なものは、わずか1%に満たないという。サステナブルな調達・生産がファッションブランドの戦略にとって優先事項となっている一方で、実施には障害も多い。マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)のレポートは、業界全体の根本的な変化の必要性を明らかにしている。

McKinsey & Company


 今回発表したレポート「Fashion’s new must-have: sustainable sourcing at scale(ファッションの新しい不可欠要素:サステナブルなソーシングと基準)」で、マッキンゼーは64名の購買担当マネージャーに聞き取りを実施。対象となった人々の扱うソーシングは、合計すると価格にして1000億ドル(約10兆8700億円)にも及ぶという。また、アメリカとヨーロッパの業界関係者や一般消費者の意見も取り入れ、Edited社によるファッションのEC小売業者についての分析で補完した。
 
 「調査を受けた大半は、2025年までにファッション業界がよりサステナブルなビジネスモデルを取り入れることを期待していた。具体的には、サステナブルな素材の使用増加や、エコロジカル・フットプリントの改善、透明性の向上、供給元や工場との関係強化などが挙げられている。しかし、こうした需要に応えるためには、各企業が根本的に現行の方法を変革する必要があるだろう」とレポートでは分析されている。さらに、サステナブルなソーシングに関する共通言語や、業界に共通する基準の不足も指摘された。

 それだけでなく、昨今だと米中間の貿易戦争に代表されるような不安定で変動しやすい環境に対応できるよう、より柔軟なソーシングが求められているのも事実だ。
 
  こうした背景から、特にアメリカでは中国以外の調達先を探すことが急務となっている。ファッション産業においては、現在のところ中国が素材供給や生産国として1位の座を保ったままだ。それにバングラデシュ、ベトナム、インドが続く。しかし、世界の衣服輸出量のうち、中国本土・香港からの割合は2013年以来減り続けている。米中間の緊張が続いていることもあり、この傾向はさらに強まることが予想される。一方で、バングラデシュとベトナムはその恩恵を受けシェアを拡大している国々だ。
 
 マッキンゼーによると、サステナブルなソーシングを目指す企業には4つの優先事項があるという。
 
 一つ目は素材と製品だ。大半の調達マネージャーが、2025年までに、少なくとも自社製品の約半分をサステナブルな素材で生産するつもりだと答えた。実施するとなると課題も多く、特に素材の在庫数やコスト、品質などが問題となってくる。

McKinsey & Company


 二つ目は透明性とトレーサビリティで、昨今のメーカーにはサプライチェーン全体に透明性が求められている。消費者は生産過程の情報を細かく共有することを望んでいるが、これを実現している企業は非常に少数だ。マッキンゼーのレポートは、意欲に対する実際の取り組みの難しさを表している。
 
 そして三つ目がサプライヤーとの関係だが、これは下請けではなく戦略的パートナーという位置づけに移行していく必要がある。調査対象の約3分の2は、この関係が非常に重要なものになってくるだろうと考えていた。両者の関係が向上すれば、サステナブルディベロップメントや従業員の福利厚生、公平な賃金といった問題に、工場の側からも積極的に取り組む環境が整ってくるだろう。

 四つ目は購買そのものの見直しだ。サステナブルなソーシングは、企画から交渉、発注まで、購買の過程に影響を及ぼすことになる。調査を受けた調達マネージャーのうち3分の2が、サステナブルなソーシングによるコストが1~5%増加すると見込んでいた。しかし、競争に有利になるためにも、必要な投資だと見る向きが大半だ。
 
 各国間の価格差は小さくなってきており、ソーシング先を選ぶ基準として、従来重視されていたコストはもはや優先事項ではないようだ。サステナブルな製品を求める消費者を前に、ブランドはそのニーズに応えなくてはならない。
 
 しかし、生産過程の改善に対する企業側の対応は十分とは言えない。「アパレル業界のサプライチェーンにおいて、コスト、納期、柔軟性、サステナビリティという点で改善の余地はまだ残る」としている。例えば、生産過程のデジタル化は、サプライチェーンの質を向上させるうえで不可欠な要素だと考える購買担当が多い。
 
 コミュニケーションもサステナブルなソーシングを進めるために重要だが、やはり一筋縄ではいかないようだ。香港で繊維・アパレル専門のリサーチ機関を運営するEdwin Keh CEOは、「消費者に対して我々の取り組みを上手く説明するボキャブラリーや言語がまだ十分でない」と指摘する。
 
 「サステナブルファッションに対する消費者の需要は急速に高まっている。今後5年間で、世界のアパレルメーカーはソーシングを見直し、サステナブルな方向へ進めていく必要があるだろう。さらに、利益という点でも、サプライチェーン全体の効率を向上させることがより重要になってくる」とレポートはまとめている。

 

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