掲載日
2016/04/12
2016/04/12
フェンディ、「オートフリュール」コレクションをローマで開催
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2016/04/12
2016/04/12
「フェンディ(Fendi)」は、来る7月、ファーを用いた「オートフリュール(Haute Fourrure)」コレクションのショーをローマで開催する。15年から引き続き、ブランド設立90周年を記念するムードのイベントになる。
昨年15年には、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)との50周年を祝った「フェンディ」。「オートフリュールのショーをローマで行うというのは、ブランド創立90周年を祝うのに相応しい選択だと思う。大胆なクリエイティビティと他に類を見ない毛皮技術で、我々のルーツとDNAを表現できる」とピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)CEOも話している通り、今年はブランドのルーツをアピールしていく方針のようだ。
ここ2年ほど、「フェンディ」は高級志向を強めつつ、イタリアらしい面を前面に押し出す戦略を加速させてきた。特に、1925年にアデーレとエドアルドのフェンディ夫妻がブランドを立ち上げた始まりの地、ローマには多くの投資を行っている。
トレヴィの泉やクアトロフォンターネの修復資金を提供しただけでなく、昨年にはファシズム時代に建てられた歴史的建造物「イタリア文明館(Palazzo della CiviltaItaliana)」に本社を移転した。
また、ローマ本店「パラッツォ・フェンディ(Palazzo Fendi)」も、ホテルとレストランを併設して新装開店を果たしたばかりだ。新しいロゴにも「フェンディ ローマ」と、始まりの地であるローマが強調されている。
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