プラダの猿のキャラクターが"ブラックフェイス表現"と物議、販売中止に

 「プラダ(Prada)」が2×4 New Yorkとのコラボレーションプロジェクト「プラダマリア(Pradamalia)」で発売された猿のキャラクター「オット(Otto)」が人種差別的なものだとして物議を醸している。これを受けてプラダは12月14日、該当商品を撤去すると発表した。

Image:Chinyere Ezie

 発端は、米ニューヨーク・ソーホー地区にあるプラダの店舗でオットの陳列を見て「ブラックフェイスをイメージしている」と非難した弁護士Chinyere Ezieによるフェイスブックの投稿。ブラックフェイスは黒人になりすますために顔を黒く塗る舞台化粧のことを指し、現代では黒人に対する侮辱な行為と受け止められている。「オット」はブラウンカラーの身体、大きく強調された唇などが特徴で、ブランドのリリースには「猿をイメージしている」と明記されている。これがブラックフェイスを表現しているのではとEzieは指摘。同ポストは1万以上シェアされ、注目を集めていた。また投稿には「プラダの従業員にプラダマリアでブラックフェイスを表現していることを知っているかと尋ねたら、『以前からキャラクターについて苦情を言っていた黒人従業員がいたが、彼はもうここで働いていない』という答えが戻ってきた」といった内容も含まれており、黒人従業員が解雇されたのではないかという疑惑も浮上している。
 
 投稿の内容は複数メディアによりさらに拡散されると、プラダは同日公式Twitterアカウントで「プラダマリアのキャラクターは想像上の生き物であり、現実世界を意識しておらず、ブラックフェイスを表現したものでもない」とし、不快感を与える意図はなかったことを説明。加えて、ブランドとしてあらゆる人種差別は断じて許さないと表明している。今回は世間からの様々な声を受けて、キャラクターディスプレイおよび販売の中止を決めたという。プラダの公式サイトおよびオンラインストアでは既に「オット」の商品が削除されており、公式SNSで公開していた動画も取り下げられた。

 

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