Reuters
2016/07/27
プーマ、第2四半期はサッカー欧州選手権を受け大きく増収
Reuters
2016/07/27
プーマ(Puma)が発表した第2四半期決算は、UEFA ユーロ2016 サッカー欧州選手権の影響もあり、予想を上回る増収となった。同大会で活躍したフランス代表のアントワーヌ・グリーズマン選手のスポンサーでもある。
純利益は160万ユーロ(約1億1900万円)。売上高は為替調整後13%増の8億2700万ユーロ(約961億800万円)で、アナリスト予想平均8億1900万ユーロ(約949億6000万円)を上回る結果となった。
特に伸び率が高かったのは、欧州・中東・アフリカ地域で、調整後23.5%の増収。特に、ユーロ2016出場国中5チームのスポンサーを務めたほか、フランスのグリーズマン選手やポルトガルのパトリシオ選手などにも用品を提供したことが大きい。
また、同じくスポンサーを務めるイギリスのレイチェスターとアーセナルの2チームがプレミアリーグの1位・2位を独占したこともあり、アパレルの売上も19.5%伸びたという。
一方で、売上総利益率は前年同期の46.7%から45.6%へとやや落ち込んだ。やはりドル高の影響による生産コストに関する問題は継続していると、ビョルン・グルデン(Bjorn Gulden)CEO。
リアーナやカイリー・ジェンナーといったセレブリティとのパートナーシップにより主要小売業者における売り場面積が拡大したほか、ウサイン・ボルト選手のように、来るリオ五輪でより注目が集まるであろうアスリートへの製品提供も影響を与えるだろうとしている。
通期の業績予想に関しては、売上高1ケタ台後半の成長、売上総利益率は横ばいの45.5%、営業利益1億1500万~1億2500万ユーロ(約134億~145億円)を見込む。
(2016年7月27日現在、1ユーロ=116円で換算)
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