Mark-Styler（マークスタイラー）が手がけるブランド「Murua（ムルーア）」が9月1日、ハワイに初出店する。これまでアジアを中心に展開してきたMark-Stylerだが、今回の出店をアジア以外の地域に向けた販路拡大の足がかりとし、今後もグローバルブランドを掲げて「Murua」の海外での認知度拡大を目指すという。

　2006年にスタートした「Murua」は、荻原桃子がプロデューサーを務めるブランド。今回、ハワイにオープンする「Murua」のショップはトロリーバスやエアポートバスなど停留所、免税店が集まるエリアに位置し、住民をはじめ、観光客に対してもブランド認知の向上が見込めるとしてオープンを決定。15.2坪の店内では、ブランドの最新コレクションや同店のために特別に制作されたハワイレーベルの発売を予定している。Mark-Stylerは「Murua」の「エッジの効いたデザインを生かし海外でのブランド訴求を図る」（同社広報担当者）として、8月から9月にかけ新たに北京や南京にもショップをオープン。引き続き「サテライト都市を中心とするブランドの認知拡大」を視野に、今後アジアの他、アメリカやヨーロッパへのショップ出店も目標だという。

　Mark-Stylerは「Murua」以外に「Emoda（エモダ）」や「Mercuryduo（マーキュリーデュオ）」、「dazzlin（ダズリン）」などウィメンズブランドを中心に展開。今夏にはデザイナー松井征心が手がける東京コレクションブランド「Sise（シセ）」を傘下に収め、同社初のメンズブランドとして取り扱いをスタートしている。