AFP-Relaxnews
2016/09/21
ミラノ ファッションウィーク開幕、若手に注目
AFP-Relaxnews
2016/09/21
9月21日、「グリンコ(Grinko)」と「ブルーガール(Blugirl)」といったイタリアンブランドのショーで幕を開けたミラノ ファッションウィーク。今シーズンは若手に注目が集まるプログラムとなっている。
アンナ・モリナーリ(Anna Molinari)手掛ける「ブルマリン(Blumarine)」の姉妹ブランド「ブル―ガ―ル(Blugirl)」は、ミックスアンドマッチなコレクションを披露。オフショルダーやパフスリーブのロマンティックなボヘミアンスタイルに、バイカーブーツやシャープなフリンジといったロックなエッジをプラスした。
続くドイツ人デザイナーのヴォルフガン・ヨープ(Wolfgang Joop)が手掛ける「ワンダ―カインド(Wunderkind)」は、ミラノのニューカマーだ。
「ジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)」も、新ライン「ジャンバ(Giamba)」を初披露する。
他にも、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の支援プログラムで見出された中国発の「リコストル(Ricostru)」が初参加。"アルマーニ劇場"で9月26日に17年春夏コレクションのショーを行う。
また、アルマーニ自身はファッションウィークの最終日にショーを開催するのが常だが、今回はメインレーベルを23日に発表し、そして「エンポリオ・アルマーニ(Emporio Armani)」のショーはパリでの開催となる。
イタリアファッション協会のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長も、「若いデザイナーを高く評価しているので、若手だけの一日というのもあって良いと思う。未来に向けた一日だ」と話した。
ジェンダー・ベンディング
アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)手掛ける「グッチ(Gucci)」の最新コレクションは、初日のハイライトでもある。
メンズ・ウィメンズを年に2度のペースで発表する、という現在のシステムの未来は不確かなものだ。ユニセックスに傾きつつあるコレクションや、ランウェイの直後に手に入るアイテムなど、変化の波が押し寄せている。
ミラノという都市自体も、こうした波に大きな影響を受けることになるだろう。「昨年9月のファッションウィークがミラノ市にもたらした間接利益は、4800万ユーロ(約54億円)とも推定されている」とミラノ市のクリスティーナ・タヤーニ(Cristina Tajani)助役。
「若いデザイナーに街の名所をショー会場として提供したり、我々もできる範囲の対策はしている」という。各ブランドには、業界関係者だけでなく一般客も参加できるようなイベントの開催を促す。
カパサ会長は、協会にも用意があると述べている。「ショーと並行して、街中で様々なイベントを予定している」。
また、招待客限定の特別イベントで注目されるのは、ブレラ美術学院で開催される「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」のショーだ。
設立50周年とトーマス・マイヤー(Tomas Maier)就任15周年を記念して、メゾンの歴史上初となるメンズ・ウィメンズ混合のランウェイを披露する。
既にユニセックスなルックを提案してきた「グッチ」も、来年の9月からはメンズとウィメンズのコレクションを同時に発表するとしている。
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