ライザップ傘下の夢展望、「ナラカミーチェ」事業取得 住商ブランドマネジメントを子会社化

 ライザップ(Rizap)グループ傘下の夢展望が、「ナラカミーチェ(Naracamicie)」をアジアで展開する住商ブランドマネジメントの全株式を取得し、子会社化することを発表した。取得価格は概算で5億500万円。株式譲渡は10月下旬に予定されている。

Image: Naracamicie

 住商ブランドマネジメントは住友商事の100%子会社で、女性用アパレル・雑貨を扱っている。女性用シャツ・ブラウスを主力とするイタリア発「ナラカミーチェ」のアジア総代理店のほか、ドイツの雑貨「フェイラー(Feiler)」日本総輸入元として、上記ブランドの輸入・企画・販売を行ってきた。
 
 今回の株式譲渡に先立ち、「フェイラー」事業は切り離して別会社に権利義務を移管する予定で、夢展望は会社分割後の「ナラカミーチェ」事業のみを運営することになる。
 
 「ナラカミーチェ」は1984年、ウォルター・アナラトーネ(Walter Annaratoneがミラノでがシャツ・ブラウスだけのブランドとして創業。日本法人は1988年に設立されたが、その後2007年に住友商事会社の傘下に収まった。現在、日本国内ではECを含め77店舗あまりを展開するほか、台湾、シンガポールでの販売も住商マネジメントが手掛けている。2018年3月期の同社「ナラカミーチェ」事業の売上高は32億3000万円。
 
 一方の夢展望は1998年に設立されたファッション・雑貨の製造小売り企業で、10代後半から30代の女性をターゲットにしたEC販売を中核事業として運営。2015年2月に健康コーポレーション(現ライザップグループ)が過半数株を取得した。
 
 積極的なM&Aによる新規事業開拓を成長戦略の一環として掲げるライザップグループは、2012年のエンジェリーベを皮切りに次々とアパレル企業を買収している。直近では2017年にジーンズメイトを子会社化したほか、繊維商社の堀田丸正も傘下に収めており、SPAの強化にも積極的だ。
 
 グループ既存の顧客層や商品の価格帯とは大きく異なる「ナラカミーチェ」事業を取得することで、アパレル事業における領域の拡大をねらう。また、「ナラカミーチェ」は現在EC比率が15%に留まるが、夢展望のノウハウを利用してデジタル面を強化し、更なる成長を見込むという。
 
 

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