「ランバン（Lanvin）」のセカンドライン「ランバン コレクション（Lanvin Collection）」と「ランバン オン ブルー（Lanvin en Bleu）」がアルカンターラ社と協業し、高品質な素材を使用したカプセルコレクションをデジタルショー形式で発表した。10月8日の今日、ランバン コレクションとランバン オン ブルーのインスタグラムをはじめ、アルカンターラ ジャパンのユーチューブやインスタグラムでショー動画を公開した。

　今回の協業では、自動車のシートやプライベートジェット、高級クルーザーの内装マテリアルとして富裕層を中心に認知されているアルカンターラ社の素材が、様々なアパレルアイテムに多目的に利用できることを発信。アルカンターラ社は、2019年秋冬シーズンに「ワイズ（Y’s）」とのコラボレーションによるカプセルコレクションを発表するなどファッションを通じたアプローチを行っている。

　ショーは、ランバン オン ブルーとランバン コレクションのメンズ、ウィメンズの計4部構成で行われた。音楽家でファッションデザイナーとしてのキャリアも持つ高橋幸宏がショーの制作総指揮を務め、ランウェイショーのために特別に制作したオリジナル楽曲を使用した。モデルが歩くキャットウォークの奥に大型スクリーンを設置し、ランバン オン ブルーとランバン コレクションによる新作のモノグラム柄とアルカンターラのロゴをスクリーンに投影しショーはスタート。高橋が制作した音楽をイメージし、竹川潤一率いるteam CUEが手掛けた映像が映し出された。

　1部と2部ではランバン オン ブルーが、二つボタンのジャケット（15万円）やライダースジャケット（12万円）、トレンチコート（15万円）、フード付きポンチョ（12万円）などを披露。生地の素材感を際立たせるためシンプルなデザインに仕上げ、パープルのポンチョを除く全アイテムでレッドやライトブルーといったカラーアイテムと、モノグラム柄の2種類を展開する。