リサイクルした貴金属を使ったサステナブルなメタルを用いたジュエリーブランド「リメルリック（REMELRIC）」がデビューした。ジュエリーは主に国内の工場で受注生産を行い、南青山の「シャランポワ（sharanpoi）」／「アドリン ヒュー（Adlin Hue）」のアポイントメント制サロンと公式オンラインストアで販売する。

　日本大学大学院芸術学研究科在学中であるデザイナーのレン（REN）は、大量生産・大量消費が加速する現代に疑問を感じる中で、限りある資源を活用し次の世代へ繋げたいという思いからブランドを設立。古い宝石から取り外した貴石を主に使ったサステナブルなジュエリーブランドを展開する企業「シャランポワ」が、ジュエリー業界のサステナブル化推進のためにスタートしたデザイナー支援事業の一環として、リメルリックの生産をサポートする。

　リメルリックが主に用いる「リファインメタル（REFINE METAL）」とは、廃棄された携帯電話やPCなどから採取した金属を、国内の「都市鉱山」から集めて精錬したメタル素材のこと。限りある資源を有効に使うことで環境への負荷を減らせるだけでなく、鉱山の採掘による水銀問題や児童労働などのジュエリー生産を取りまく弊害にも向き合う。

広告

　デビューコレクションでは、戦車をモチーフに反戦の意を込めた「タンクリング（Tank Ring）」（6万6000〜13万2000円）、異なる素材やデザインを自由に重ね付けし楽しめる「スタッキング（Stacking）」リング（8800〜11万0000円）、デッドストックのストーンを斜めにカッティング、セッティングしたユニークな表情が印象的な「ストーンリング（Stone Ring）」（8800〜11万0000円／全て税込）など、3ライン計23型をラインナップする。