三越伊勢丹がNYにポップアップストア出店「日本のよいものを世界へ」

 三越伊勢丹ホールディングスが12月2日、日本の良いものを海外に向けて発信するポップアップストア「Nipponista(ニッポニスタ)」を、ニューヨークファッション・ウィーク期間中の2014年2月に出店することを発表した。経済産業省による平成25年度クールジャパン戦略推進事業のひとつに採択されたプロジェクトで、ファッションやアート、フード、リビングなど約45コンテンツを紹介し、グローバルマーケットへの進出をサポートする。


 三越伊勢丹の各店では、2011年度から産地や職人技術にフィーチャーしたキャンペーン「Japan Senses」を継続的に展開している。年三回の開催で伊勢丹新宿本店をはじめ基幹3店舗の売上高が約60億円にのぼり全体の売上の約17%を占め好評を得ていることから、2014年度に向けて取り組みを更に強化。これまでは国内に向けた発信だったが、その延長線として「日本のいいものを海外へ」というプロジェクト「Nipponista」を立ち上げたという。8人の女性バイヤーらがプロジェクトメンバーとなり、世界に向けて発信する日本のブランドや商品を選定。クールジャパン戦略推進事業の支援を受け、今ニューヨークで一番注目されているエリアであるソーホー地区南側のグリーンストリートに、2月6日〜2月13日の期間限定で約200平方メートルのポップアップストアを開設する。

 展開されるコンテンツのうち、ファッションとアートのテーマ「Fashion Art : Japan Luxury」では約30コンテンツを展開。トレンドに流されないオリジナリティを持った「Anrealage(アンリアレイジ)」や「mintdesigns(ミントデザインズ)」、「Facetasm(ファセッタズム)」をはじめ、日本の伝統と最新技術を掛け合わせる「Kansai Yamamoto(カンサイ ヤマモト)」など、約15ブランドの2014年春夏コレクションを展示し一部商品の販売を行う。また、日本古来の染め技術「あおもり藍」と日本人デザイナーの感性を掛けあわせるプロジェクトに参加する「Engineered Garments(エンジニアード ガーメンツ)」や「Miharayasuhiro(ミハラヤスヒロ)」、「N.Hoolywood(エヌ ハリウッド)」などの作品を先行公開。アート分野からは30代前半の若いアーティストをピックアップして作品を展示する。またフードとデザインのテーマ「Food & Design : Japan Style」では、「能作」の錫100%の「曲がる器」をはじめ、永井酒造による瓶内二次発酵の発泡日本酒、日本食に欠かせない「だし」を現代的に展開する神宗グロッサリーなど約15コンテンツが選ばれた。2月5日のオープニングパーティーには、コンテンポラリーアート楽団「Open Reel Ensemble(オープンリールアンサンブル)」 とバルーンを使用した作品が話題を集める「Daisy Balloon(デイジーバルーン)」が参加する。

 「Nipponista」はビジネスマッチングを主な目的とし、そのサポートを三越伊勢丹ホールディングスが継続的に行う。オンラインでは「Fancy(ファンシー)」と提携し一部の商品を連動して販売する予定。三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長の大西洋氏は、「Nipponista」を担う女性のプロジェクトチームについて「感性が高い若い女性を企業の力にしていくことに意味があると思っている」と話し、特にファッションに関しては日本の素材を海外の大手メゾンが使用している現状を背景に「ジャパンラグジュアリーが海外で認められブランド化していく」ことを目指して海外に向けた取り組みを続けていくという。

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