世界のラグジュアリー企業、トップはやはりLVMH

　デロイト（Deloitte）による世界のラグジュアリー産業に関するレポート『Global Powers of Luxury Goods』によると、2014年度（14年7月-15年6月期）事業において、LVMHグループが売上高6.9%増233億ドル（約2兆3800億円）で世界第一の企業となった。

　2014年度のラグジュアリー産業には陰りもなく、市場規模も3.6％拡大している。上位100社の売上高の合計は、2220億ドル（約23兆6700億円）近くにも上った。
 
　「ラグジュアリー市場でも、買い物のプロセスは進化している。SNSを始め、デジタルツールの登場よって、消費者の側が、いつ、どこで、どのように贅沢品を消費するかを主体的に決める傾向が強まってきた。消費者が批評家とクリエーターを兼ねるようになった」とデロイト フランスでラグジュアリーセクターを担当するベネディクト・サバディ（Bénédicte Sabadie）氏は話す。

　同レポートは、世界でラグジュアリー商品を扱う主要な企業100社を対象に、売上高に基づいて纏めたものである。