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掲載日
2019/05/15
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世界の高級百貨店ランキング、トップは英「ハロッズ」

掲載日
2019/05/15

 調査会社グローバルデータ(Global Data)とラグジュアリー店舗のデザインなどを手掛けるSybariteが、共同で世界の高級百貨店ランキングを発表した。売場面積1平方フィートあたりの2018年度売上高をオンラインも含めて分析したもので、イギリスの老舗「ハロッズ(Harrods)」が首位となった。

Harrods


 「ハロッズ」に続き、中国の「SKP」、そしてフランスの「ボンマルシェ(Le Bon Marché)」、英「セルフリッジ(Selfridge)」、「リバティ(Liberty)」が上位5組にランクイン。
 
 「トップ5にラインクインした百貨店は皆、先を見据え積極的に行動している。店舗に投資して差別化を図り、他にはない購買体験を提供することで成功した。オンラインの割合がますます高まり、ラグジュアリーブランドが直営路面店に特化する方針へと移行していくなかで、小売店が生き残っていくためにはこうした試みが非常に重要になってくる」とグローバルデータのリテールコンサルティングディレクター、Jopseph Robinsonは指摘する。

 首位の「ハロッズ」は、伝統に焦点を当てつつ体験(コト)重視のサービスに投資。オンラインでは真似できない要素で実店舗への来店を促すことに成功し、2018年2月期には6.8%の増収を計上した。同時にデジタルへのアプローチも積極的に行っており、大手EC「ファーフェッチ(Farfetch)」の運営会社が提供するサービス「Farfetch Black &White」と提携しECの強化を図っている。
 
 「上位5位の百貨店が他と違うのは、店舗の規模や品揃え、外観、周囲の環境を通して、目的地としてのステータスを確立している点だ」と同レポート。
 
 6位以下には、フランスの「プランタン」、香港の「レーン・クロフォード(Laine Crawford)」、ロシアの「Thum」などが続き、日本からは9位に高島屋、11位に伊勢丹が名を連ねた。
 
  頻繁なポップアップの設置や限定アイテムの販売、"食"コンテンツの拡大なども上位百貨店の成功要因として挙げられているが、一方でもう一つの鍵となるのが中国人消費者の存在だ。

 中国の「SKP」は厳選した都市に出店し、中国国内外のブランドを揃えて地元の富裕層に訴求している。昨年初めてランクインした際には4位だったが、2018年には1平方フィート(0.09平米)当たりの年間売上高1997ドル(約22万円)を記録し、大幅な成長で2位に上昇した。
 
 ヨーロッパ主要都市の百貨店もまた、その多くが中国人観光客による消費の恩恵を受けている。免税手続代行業者Planetのデータによると、今年の春節には630万人の中国人が国外旅行に出かけたという。
 
 ちなみに、日本百貨店協会が発表した今年3月の免税総売上高も過去最高額の約332億8000万円(前年同月比14.9%増)を記録。来店国は中国本土が最多だった。
 
 

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