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中国・復星の「ランバン」買収が確定

掲載日
2018/02/22
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 かねてから話があった通り、中国の復星国際(Fosun)グループが「ランバン(Lanvin)」の過半数株式を取得することが確定した。両社が声明を出して発表している。

Lanvin - Spring-Summer2018 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


 「ランバン」の株式は、台湾の実業家ワン・シャオラン(Shaw Lan Wang)が75%を、スイスを拠点とするドイツ人実業家ラルフ・バルテル(Ralph Bartel)が残りを保有していた。彼らはどちらも少数株を維持する予定だが、詳細については明かされていない。
 
 復星は2015年にクラブメッド(Club Med)の全株式を買収したほか、日本では星野リゾートトマムを取得したことでも知られる。また、ファッション関連でも、イタリアの紳士服「カルーゾ(Caruso)」やフランスのジュエリー「ファベルジェ(Fabergé)」を傘下に収めるほか、フランスの「イロ(Iro)」、ギリシャの「フォリフォリ(Folli Follie)」にも出資している。昨年末には、イタリアの高級下着「ラ・ぺルラ(La Perla)」取得交渉も始めたが、同件についてはまだ確定していない。

 「欧州をはじめ世界の市場で豊富な実績を持つ復星は、ブランドをよく理解しており(中略)メゾンの長期にわたる戦略的パートナーとして相応しいと考えている」と「ランバン」の二コラ・ドリュ(Nicolas Druz)CEO。
 
 復星ファッショングループ(Fosun Fashion Group)のもとで展開するファッション事業を拡大するにあたり、「ランバン」取得は大きなきっかけとなる。「世界的に有名なブランドであり、大きく成長する可能性を秘めている。それを疑う余地はない」と復星の郭広昌会長は話している。
 
 「復星のリソースと競争力は世界レベルのもので、『ランバン』に大きな付加価値を与えることができる。フランスとイタリアで生産されたコレクションの高い品質や、ハイエンドな位置づけは守り続けていく」と語るのは、復星ファッショングループのJoann Cheng社長だ。
 
 「ランバン」の具体的な業績は公表されていないが、2016年12月にパリ商業裁判所に提出された資料によると、純損失2030万ユーロ(約26億7600万円)を計上している。
 
 1889年にジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)が創設した「ランバン」は、2007年、35年ぶりに黒字回復を果たした。昨年夏に就任したオリヴィエ・ラピドゥス(Olivier Lapidus)がウィメンズを手掛けており、メンズはルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)がデザインする。
 

(2018年2月22日現在、1ユーロ=132円で換算)
 
 
with AFP
 

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