仏ギャラリーラファイエット百貨店、パリ・シャンゼリゼ通り店がついにオープン

 フランスのギャラリーラファイエット(Galeries Lafayette)百貨店は3月27日、パリ・シャンゼリゼ通りに新しい店舗をオープンした。

ギャラリーラファイエット百貨店パリ・シャンゼリゼ通り店 - FNW

 ヴァージンメガストア跡にできた新店舗は、デンマーク人の建築家ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)が手掛けた4階建て。「100年ずっと小売りの世界で続けてきた一家と仕事をすると、100年後のことを考える勇気が出るものです」とインゲルス本人が内覧会でスピーチしていた通り、未来的なデザインの建物だ。
 
 「この計画は何も昨日や今日思いついたものではありません。我々は、創業者テオフィル・バデール(Théophile Bader)の夢を叶えたのです。彼は1920年代からシャンゼリゼ通りに大きな可能性を見出していました。しかし、彼は当時14区にあるオテル・ドゥ・マッサ(Hôtel de Massa)を購入して改装したばかりで、1929年の不況のあおりを受けたためにオスマン通り本店に集中せざるを得なかった。それから90年近くが経ちましたが、孫の世代に晴れてこの素晴らしい店舗をオープンさせることができ、本当に誇らしい気持ちです。ビャルケ・インゲルスによって建物も生まれ変わりました。他国の都市との競争の中でも、パリの魅力と輝きに一役買うことができるでしょう」とラファイエットグループのフィリップ・ウゼ(Philippe Houzé)会長。

オープニングにて、Philippe Houzé会長とBruno Le Maire財務相 - FNW OG

 フロア面積6500平米を誇る新店舗は、建物の外観だけでなくそのコンセプトも革新的だ。構想に3年以上、さらに内装工事には2年を要したという。パリでも有数のショッピング街であるだけに、外国人の顧客に対する訴求力にも配慮した。「半分は外国からのお客様だと見込んでいます。客層はオペラ地区の本店とは全く異なるでしょう。ここには観光バスを何台も駐車しておくスペースはありませんから、個人旅行の方々が中心になるはずです」とウゼ会長は説明している。
 
 4つのガラスのボックスが釣り下がった「フォーラム」スペースには様々なブランドをその都度フィーチャーしていく予定だが、現在は「シャネル(Chanel)」の展示が行われている。「各ブランドが提案するインスタレーションをストアコンセプトの一部として取り入れることがねらいです」とプロジェクトマネージャーのNadia Dhouib Boussabah。「オープニングにあたっては、『コム デ ギャルソン(Comme des Garçons)』、『リモワ(Rimowa)』や、イタリアのニューガーズグループ(New Guards Group)傘下の『オフ-ホワイト(Off-White)』、『パームエンジェルズ(Palm Angels)』、『ヘロン・プレストン(Heron Preston)』といったブランドに関しても、小さなコーナーを用意します。シーズンを通して言うなら、ほぼすべてのブランドがこうしてピックアップされる予定です。その他、 ここでは"パーソナルスタイリスト"と呼んでいるのですが、300人近い販売員がお客様をお迎えします。接客ツールとしてのアプリも開発しました」。
 
 オペレーティングマネージャーは、「"パーソナルスタイリスト"は全員スマートフォンを所有しており、アプリを使って的確にお客様をご案内します。まずはテストして混雑時にどう機能するかも見て見なければなりませんが、試験段階で問題がなければ1年後には本格的に導入される予定です。ハンガーもネットワーク接続されていて、店のどこに希望の商品があるのかを簡単に知ることができます」と補足している。こうしたシステムにより、店全体の商品構成や売上状況を素早く把握することも叶う。

上海店 - Galeries Lafayette

 ギャラリーラファイエットグループは国外事業も積極的に拡大しており、前日には中国2号店を上海にオープンさせたばかりだ。北京、ベルリン、イスタンブールなどにも店舗を展開しているが、現在フランス国外の売上構成比は10%。今後は25%にまで引き上げたい考えだという。

 

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