2012/10/12
元『Vogue』編集長カリーヌ・ロワトフェルド、『Harper's Bazaar』誌のグローバルディレクターに就任
2012/10/12
フランス版『Vogue(ヴォーグ)』誌の元編集長、Carine Roitfeld(カリーヌ・ロワトフェルド)が、米国で最も歴史のあるファッション誌『Harper’s Bazaar(ハーパース・バザー)』のグローバル・ファッション・ディレクターに就任することが明らかになった。同誌を発行する米Hearst Corporation(ハーストコーポレーション)が10月11日付けで発表。2013年3月号から世界26カ国で発行される『Harper’s Bazaar』を担当するという。
ハースト社のDavid Carey社長は、「カリーヌは世界で最も影響力のある人物のひとり。彼女の参加は当社に新たな展望をもたらしてくれるだろう」とコメントしている。

カリーヌ・ロワトフェルドは、18歳の時にモデルとしてスカウトされたことをきっかけに雑誌『Elle(エル)』のエディターやスタイリストとしてキャリアをスタート。「Gucci(グッチ)」や「Yves Saint-Laurent(イヴ・サン・ローラン)」のコンサルタントを経て、2001年にフランス版『Vogue』編集長に就任。10年目を迎えた2011年1月末に退職し、後任にはEmmanuelle Alt(エマニュエル・アルト)が起用された。その後は自叙伝『Carine Roitfeld Irreverent』を出版したり、9月には自身の雑誌『CR Fashion Book(CR ファッション・ブック)』を発刊するなど、精力的に活動してきた。
米Hearst Corporationが発行する『Harper's Bazaar』は、1867年創刊。今回、グローバル・ファッション・ディレクターに抜擢されたロワトフェルドは、『CR Fashion Book』の発刊にも携わった米国版『Harper's Bazaar』のクリエイティブ・ディレクター、Stephen Gan(スティーブン・ガン)と連携し、国際版のカバーなどスペシャルプロジェクトなどを手掛けていくという。なお、『Harper's Bazaar』日本版は2010年12月号をもって休刊している。
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