大丸松坂屋が、富裕層がターゲットの限定サイトを開設した。海外ブランドや貴金属、美術品、宝飾品などを中心に掲載。ウェブサイトを介して外商顧客の新規開拓を進め、百貨店事業の成長に繋げていく。

　大丸松坂屋は2012年に東京店を改装した際に新規のラグジュアリーブランドを導入し、2013年には神戸店の「エルメス」ブティックの面積を1.5倍に広げるなど、富裕層の変化に対応した品揃えを拡充。40代～50代の新・富裕層を取り込むため外商対応を強化しており、自宅に訪問する従来のスタイルでは馴染みにくい同顧客層と接点を増やすことを目的に、限定公開サイトの立ち上げに至ったという。掲載する商品は、1万円台から高額で1,000万円近い品までラインナップ。以前から試験運用していた松坂屋名古屋店を含む都市部の店舗を利用する外商顧客が対象になる。